この記事では、「受検」と「受診」と「受験」の違いを分かりやすく説明していきます。
言葉の差を、今すぐ学んでいきましょう。
「受検」とは?
受検(じゅけん)とは、検査を受けること。
または空港で検閲を受ける様子をあらわしています。
何か目的があって、異常がないか調べることを受検といいます。
そもそも受検の「検」には、取り調べるという意味があります。
その人におかしい点はないか、詳しく調べて取り締まることを意味します。
そのため「受検」で、特定の検査を受けること。
検査を受ける人を受検者といいます。
最近ではコロナのPCR検査に応じることも受検といいます。
新型コロナのウイルスが体内にいないか、判定する作業をあらわしています。
「受診」とは?
受診(じゅしん)とは、病院でドクターの診察を受けること。
クリニックの内科や外科に行って悪い所を診てもらい、必要であればそれに合う薬を出してもらいます。
こうした一連の流れを、受診と呼んでいます。
もともと受診の「診」には「脈をみる」という意味があります。
生命に関わる体の異常がないか、見識のあるドクターが調べる様子です。
このような「医師の問診を受けること」が受診になります。
最近ではコロナの感染を予防するために、インターネットで受診できるオンライン型の診療も増えてきています。
「受験」とは
受験(じゅけん)とは、学校の入学試験を受けること。
希望する大学や高校、中学の選抜試験を受けることです。
これからの進路を決める、重要なテストに臨む動作が受験です。
そもそも受験の「験」には「ためす」という意味があります。
その大学にふさわしい実力があるのか、ためされる試験が受験です。
毎年1月から2月の時期になると、多くの学校でテストがおこなわれます。
サクラ咲く甘い春を夢見て、受験生が必ず通らなくてはいけないもの。
それが「受験」です。
「受検」と「受診」と「受験」の違い
・「受ける」中身が異なる 「受検」と「受診」と「受験」はそれぞれ、何かを受ける動作を表現しています。
ちなみに受けるとは、応じることです。
3つの熟語は似ていますが、受ける内容が異なっています。
例えば「受検」は検査を受けること。
会社の健康診断や、空港の検閲、PCR検査などがこれに含まれます。
そして「受診」とは、診療を受けること。
病気やケガを治すために、病院に行って医師に診てもらうことです。
さらに「受験」は学校の入学テストを受けること。
学校側が用意した、選抜試験を受けることです。
まとめると受検は検査や検閲、受診はクリニックの診療、受験は学校の選抜試験を受けることです。
まとめ
「受検」と「受診」と「受験」の違いを分かりやすくお伝えしました。
いずれも受け身の動作をあらわしたものです。
受検は検閲や検査を受けること。
受診はドクターの問診を受けることです。
そして受検は希望する学校の、選抜試験に参加する様子をあらわしています。