「廉価版」と「通常版」と「劣化版」の違いとは?分かりやすく解釈

「廉価版」と「通常版」と「劣化版」の違い生活・教育

この記事では、「廉価版」「通常版」「劣化版」の違いを分かりやすく説明していきます。

「廉価版」とは?

もともとあった商品をより低価格で販売するという意味では、その際もともとの商品にあった機能が一部カットされることもありますがそのままで販売されパッケージに一部が変わるということもあります。

バーコードの関係で何も変化しないということはありません。

また、上位機種に対して機能を簡略化したものを廉価版という言い方もし、例えば4番組同時録画、2TBのハードディスクをもつレコーダーに対してほぼ同じ外見を持ち、2番組同時録画、1TBのハードディスクをもつレコーダーであれば後者は廉価版ということができます。

自動車では同一銘柄の中で明らかに安いものを廉価版というケースもありますが、価格の1割程度の差、同一のエンジンであれば廉価版とまでは言わないケースが多めです。

なお、メーカーからは廉価版という言葉は使わず、普及版、ベストプライス版など別の名称を使います。


「通常版」とは?

特典などが多数付くタイプのゲームやCDなどの販売形態において、特典が特につかないゲームやCDのみの販売形態になっており、その銘柄では一番低価格なものとなっています。

ただしCDであればメインの曲に関してはかわらず、ゲームに関しても内容は同じです。

CDは限定版のみ収録する曲という概念もあり必ずしも曲がイコールではないケースがありますが、多くの場合は限定版にはブルーレイなどの特典とCDというケースで、通常版はCDのみとなっているスタイルでCDそのものは同じものとなっています。

アニメや映画のBD、音楽CDなどで通常版という言葉はよく使われていてメーカー自身も通常版という言葉は使います。


「劣化版」とは

もともとの製品と比べて劣ってしまったものという意味合いで、ある人の技能を真似したものの下手だった場合などにも劣化版という言葉を使います。

劣化という言葉からメーカー自体が使う言葉ではありません。

プレイステーションで発売されていたビートマニアという音楽ゲームがゲームボーイカラーでビートマニアGBとなったものは音質、ボタンの少なさから劣化版とみなされても致し方無いと言えますが、ゲーム性はある程度維持されています。

また、3D対戦格闘ゲームバーチャファイターの一作目は32ビット×2のセガサターンでも完全再現しきれなかったものを8ビット機ゲームギアで2D格闘ゲームとして発表したというケースも別物とも言えますが劣化版とも言えます。

「廉価版」と「通常版」と「劣化版」の違い

廉価版は通常版に比べて低価格なもの、劣化版は通常版を様々な条件で再現できなかったものと言うことが出来、劣化版と廉価版はメーカー自ら商品名には付けません。

また、廉価版はその銘柄のトップグレードに対しての最低価格商品という言い方もあり、レコーダーであれば操作系は同等であることが多いのでメリットもあります。

まとめ

廉価版と通常版と劣化版は通常版のみメーカー自ら名付けて売るというケースが有り、劣化版は蔑称の要素が強く、廉価版は雑誌などでも使える言葉となっています。