「竜巻」と「台風」と「つむじ風」の違いとは?分かりやすく解釈

「竜巻」と「台風」と「つむじ風」の違い生活・教育

この記事では、「竜巻」「台風」「つむじ風」の違いを分かりやすく説明していきます。

「竜巻」とは?

竜巻とは、たつまきという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見る事で分かりますが、想像上の生き物やたつといった意味の竜の文字に、まく事を意味する巻の文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

そのため竜巻は、空気が細長い形で強烈に渦を巻く事を表すのです。


「竜巻」の言葉の使い方

竜巻は、積乱雲の底から雲を伴う形で大きく渦を巻く自然現象に対して駆使される言葉となっています。

台風の接近に伴って発生するケースが多く、中には台風以上の強風を起こすものもあり、破壊力は気象現象の中で最大と言われているのです。


「台風」とは?

台風とは、たいふうという読み方をする言葉となっています。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、タイフーンの当て字として使用されている台の漢字に、かぜという意味を持つ風の漢字を合体させる事で誕生した言葉です。

だからこそ台風は、最大風速が毎秒17. 2メートル以上の熱帯低気圧を示します。

「台風」の言葉の使い方

台風は、北太平洋西部の熱帯海上で発生した熱帯低気圧の中で、最大風速が毎秒17. 2メートルを超えるものに対し用いられる言葉です。

強い風に雨を伴いながら上陸する事で、時に甚大な被害を生じさせる自然災害となります。

「つむじ風」とは

つむじ風は、つむじかぜという読み方をすべき言葉です。

文字で表記されたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、毛が渦巻き状の生えている所等を意味するつむじに、空気のほぼ水平方向の運動といった意味を有する風の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事からつむじ風は、渦を巻いて吹き上がる風を表現する言葉です。

「つむじ風」の言葉の使い方

つむじ風は、雲を伴う事なく渦を巻きながら吹き上がる比較的小規模な風を表現する際に使用される言葉となっています。

風速はそこまで強くはないものの、晴天時にいきなり発生する事も少なくありません。

「竜巻」と「台風」と「つむじ風」の違い

竜巻と台風、つむじ風の文字表記を並べてみると3つの言葉全てに共通する文字はないです。

ただし台風とつむじ風には、同じ風の漢字が使用されている事に気付く事が出来ます。

しかも3つの言葉は全て風に関連した意味を持っているので、ややこしい部分はあるのです。

とはいえそれぞれ使用されている文字の違いから、表現する意味には違いがあります。

竜巻は、積乱雲の底から雲を伴いながら強い渦を巻く風の事です。

時に甚大な被害を及ぼす程の、強風になる事もある様な危険さがあります。

台風は北大西洋の西部の海上で発生する熱帯低気圧の中で、最大風速が毎秒17. 2メートル以上に育ったものに用いられる言葉です。

つむじ風は、雲を伴う事なく渦を巻いて吹き上がる、局地的な渦巻きの事を表します。

まとめ

文字を見比べれば分かりますが、3つの言葉全てに共通する文字はありません。

ですが3つ共に、風に関連した意味合いを持つ言葉であるため、きちんとそれぞれの意味を理解しないと混同する恐れはあるのです。

まず竜巻は、積乱雲の底にある雲を伴いつつ渦を巻く事で、強烈な風が発生する現象を表します。

次に台風は、北大西洋西部の熱帯海上で発生した温帯低気圧の内、最大風速が毎秒17. 2メートルを超える程に発達したものを示す言葉です。

最後のつむじ風は、雲を伴う事なく比較的小規模で発生する渦を巻きながら吹き上げる風に使用される言葉となっています。