この記事では、「幼児」と「園児」と「児童」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「幼児」とは?
「幼児」は「ようじ」と読みます。
「幼児」は「幼い子」という意味があります。
また「児童福祉法」には、「満一歳から小学校に就学するまでの子供」という意味があります。
「幼児」の言葉の使い方
幼い子供時代のことを思い出したときに、親や周囲の大人の愛情に恵まれた幸せな時期だったと感じる場合、「幸せな幼児期を過ごす」と振り返ることができます。
また、満一歳から小学校に就学するまでの子供に、将来のための教育を与えることを、「幼児教育」と呼びます。
将来、偏差値の高い大学などに通わせて、大企業に就職させようとようとする親は、「幼児教育に力を入れる」のではないでしょうか。
「園児」とは?
「園児」は「えんじ」と読みます。
「園児」は「幼稚園や保育園に通う子供」という意味があります。
「園児」の言葉の使い方
幼稚園や保育園に通う子供がいる人は、園まで子供と一緒に行き、終わる時間に迎えに行くかもしれません。
このような様子を、「園児を送り迎えする親」などと言い表すことができます。
また、地震などの対策として、保育園や幼稚園で避難訓練をすることがあるかもしれません。
このような場合は、「園児たちが避難訓練をする」などという文章を作ることができます。
「児童」とは
「児童」は「じどう」と読みます。
「児童」は「心身ともにまだ十分発達していない者。
子供」という意味があります。
「学校教育法」では、「満6歳から12歳までの学齢児童」を意味し、「児童福祉法」では、「満18歳未満のもの」を指す言葉になります。
「児童」の言葉の使い方
「児童」は学校教育法において、満6歳から12歳までの学齢児童を指すため、主に小学生のことを意味します。
そのため、小学生の通学路に保護者が立ち見守るような活動を、「児童を無事に家に帰すため、保護者が見守る」などという文章にできます。
また、小学生が描いた絵に感動した場合は、「児童画に感動する」などという文章にできます。
「幼児」と「園児」と「児童」の違い
3つの言葉は、子供について意味する言葉という共通点があります。
ただし「幼児」は、一歳から小学校に上がる前の子供を意味し、「児童」は、小学生である6歳から12歳の子供を指す言葉になります。
そのため、子供が1歳になったら「幼児」となり、小学校に上がったら「児童」になると考えることができます。
また、幼稚園や保育園に通う子供を「園児」と呼びます。
年齢的に見ると「幼児」と重なる部分がありますが、あくまで幼稚園や保育園に通っている子供に対してだけ、「幼児」という言葉を使うという違いがあります。
まとめ
「幼児」と「園児」と「児童」の違いについて見てきました。
3つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。