日常的によく用いられる「結果」と「結局」と「所詮」について。
この記事では、「結果」と「結局」と「所詮」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結果」とは?
「結果」は、ある原因や行為から発生した結末、状態を指す言葉です。
また、優れた成果や記録。
植物が実を結ぶこと。
結末状態を表す言葉としても、「結果」が用いられます。
「結果」は名詞や副詞といった形で用いられ、それによって使い方が異なる言葉となります。
名詞の場合「結果が出る」。
副詞の場合、「○○の結果」などです。
このように「結果」は、「得たもの」や「成果」。
「終わりに」や「最後に」といった言葉と類語関係にあります。
また、それぞれに「予想」と「原因」といった対義語があります。
「結果」の例文
・『やっとの思いで良い結果を出すことができて嬉しい』
・『結果的に、丸く収めることができました』
「結局」とは?
「結局」は、結末を指す言葉ですが、その経過には、色々な経過が存在します。
また、いろいろなことがあったうえで最後に落ち着いたことを表す言葉としても用いられます。
そのほか、「結局」には、囲碁において、1局を打ち終えるといった意味もあります。
「結局」は、名詞や副詞といった形で用いられ、それによって使い方が異なる言葉となります。
名詞の場合「結局に陥った」。
副詞の場合「結局、○○」などです。
このように「結局」は、「挙句の果て」や「なんといっても」、「最後には」といった言葉と類語関係にあります。
「結局」の例文
・『結局、彼女とは別れることになりました』
・『長電話だったが、結局、母は何の話で電話してきたのかわからない』
「所詮」とは?
「所詮」とは、最後に落ち着くところといった意味を持つ言葉です。
この「所詮」は、名詞としても副詞としても用いられ、副詞として用いる場合、最後に行きつくところを述べる際に用いる言葉となります。
「所詮○○」や「所詮は」などといった形で用いられます。
このように「所詮」は、「どうせ」や「おそらく」、「せいぜい」といったこと類語関係にあります。
「所詮」の例文
・『所詮女なんて、当てにならないと思われていることが悔しい』
・『姑は、所詮、赤の他人です』
「結果」と「結局」と「所詮」の違い
「結果」は、ある原因や行為から発生した結末、状態を指す言葉で、名詞としても副詞としても用いられる言葉。
「結局」は、結末を指す言葉ですが、その経過には、色々な経過が存在し、名詞としても副詞としても用いられる言葉。
「所詮」とは、最後に落ち着くところといった意味を持つ言葉で、名詞としても副詞としても用いられる言葉。
このように、「結果」と「結局」と「所詮」は、それぞれ結末を表す言葉として用いられるものとなります。
そのうえで、「結果」には、原因があり、「結局」には、いろいろな経過があります。
そして、「所詮」は、ネガティブな時にのみ用いられるといった特徴があります。
まとめ
同じ結末を指す言葉でも、それぞれが持つニュアンスが異なる3語となります。