この記事では、「婚約」と「結婚」と「入籍」の違いを分かりやすく説明していきます。
このように、3つの似た印象のある言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「婚約」とは?
「婚約」は「こんやく」と読みます。
「婚約」は「結婚の約束を交わすこと。
その約束」という意味があります。
「婚約」の言葉の使い方
結婚の約束を交わしたことを記念して、男性が女性に指輪を購入する場合、その指輪を「婚約指輪」と言います。
また、結婚の約束をした異性を、友達などに紹介する場面では、「婚約者」と相手のことを呼びます。
「これが、私の婚約者です」などと紹介することになります。
「結婚」とは?
「結婚」は「けっこん」と読みます。
「結婚」は「夫婦になること」という意味があります。
「結婚」の言葉の使い方
誰かと夫婦になる場合、「結婚する」と言います。
また夫婦になることを記念して、お世話になった人などを合わせて式を開く場合は、「結婚式を開く」などと言います。
また、夫婦になり、二人で新居で暮らし始めるような場合、その生活のことを、「結婚生活」と呼びます。
30代などになり、そろそろ夫婦になりたいと本気で思い始めた場合、「結婚を本気で考える」という文章にできます。
「入籍」とは
「入籍」は「にゅうせき」と読みます。
「入籍」は「すでにある戸籍に入ること。
生まれた子が父母の戸籍に入ること。
養子縁組のより、養父母の戸籍に入ること」などいう意味があります。
また、「入籍」は、「男女が婚姻届けを出して、新しい戸籍を作り、そこに入ること」という意味があります。
「入籍」の言葉の使い方
養子として育ての親の育てられたという人が、その当時のことを思い出すとき、「容姿になり、育ての親の戸籍に入籍した」などという文章にできます。
また、結婚を決めた二人が、市区町村の役場に婚姻届けを出した場合、「結婚を決めて、入籍した」などと表現することができます。
「婚約」と「結婚」と「入籍」の違い
「婚約」は「結婚の約束を交わすこと。
その約束」という意味があります。
「結婚」は「夫婦になること」という意味があります。
さらに「入籍」は、「男女が婚姻届けを出して、新しい戸籍を作り、そこに入ること」という意味があります。
このように、男女が結婚の約束をするとき、「婚約」という言葉を使い、さらに夫婦になった場合は「結婚」という言葉を使います。
「入籍」は、婚姻届けを出し「結婚する」ことを意味します。
このように「結婚」と「入籍」は、ほとんど同じ意味がありますが、「婚姻届けを出す」という場面に特化したのが、「入籍」になります。
また「入籍」には、生まれた子供や養子縁組をした人が、戸籍に入るという意味があるという違いがあります。
まとめ
「婚約」と「結婚」と「入籍」の違いについて見てきました。
3つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。