この記事では、「一般職」と「事務職」と「総合職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一般職」とは?
「一般職」は「総合職」もサポート的な立場です。
書類作成などの事務作業や顧客の応対などが中心になり、細かいタスクをこなしていくことが多いです。
総合職がスムーズに仕事を行うために必要な存在です。
「一般職」は内勤業務がほとんどで、異動や転勤はほぼありません。
女性が多く就いている職種です。
これは1986年の“雇用機会均等法”の施工までは多くの場合、男女で仕事を分けていたことも影響しています。
“雇用機会均等法”で「総合職」「一般職」というコース設定がされました。
これによって、性差で仕事を分けず、本人の適正によってコース別の雇用管理がされるようになりました。
「一般職」は「総合職」に比べて職務内容が限定されているので総合職に比べて給与が低い傾向があります。
またキャリアップに関しても「総合職」の方がはやく出世しやすい立場にあります。
「事務職」とは?
「事務職」というものは他の二つの用語とは違い、業務内容を表しています。
「事務職」と一言で言っても、内容は多岐に渡ります。
基本的には書類の作成や処理、ファイリング、データ入力、電話応対などです。
また、職種によって内容も少しずつ異なります。
「総合職」とは
社内の中心的な業務を担うポジションです。
責任の重い仕事や判断力が求められるような仕事に携わることが多いです。
業務内容は多岐に渡ります。
総合職で入社した社員は将来的に管理職や幹部候補として会社から期待されています。
大抵の場合はジョブローテーションでいろいろな担当するので異動があります。
転勤も多いです。
しかし、企業によっては転勤を避けたい人のための「エリア総合職」というものもあり、転勤なしで総合職に就ける環境が用意されていることもあります。
「総合職」は「事務系総合職」と「技術系総合職」に大きくわけることができます。
「事務系総合職」は管理系、企画系、営業系を指します。
「技術系」は研究、開発、設計、生産などです。
「一般職」と「事務職」と「総合職」の違い
「一般職」と「総合職」は雇用契約でわけている職種名です。
ですので労働条件が異なってきます。
「事務職」というのは業務内容であって、一般職にも総合職にも事務職と呼ばれるものはあります。
会社によって職種に対しての呼び方はそれぞれですので、“事務系総合職”などと名前がついていたりします。
まとめ
今回は就職や転職の時に知っておかなければならない言葉でした。
しかし、企業によっても環境が異なるため、「総合職」だから必ずしも転勤を覚悟しなければならない、というわけではありません。
規模が小さい企業であれば、転勤の可能性は少ないです。
しっかり雇用条件などを確認して就職活動をしなければなりません。
多くの時間を費やす“仕事”をしっかり選びたいです。