この記事では、「感銘」と「感激」と「嬉しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感銘」とは?
「感銘」は「かんめい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「深く心に刻み付けられること」という意味で、あることに心を動かされて、深く感じ入ることを言います。
2つ目は「忘れられない程素晴らしいと思うこと」という意味で、印象深いことを見たり聞いたりなどして、記憶に残る様な素晴らしい体験をすることを言います。
上記に共通するのは「深く感動する」という意味です。
「感銘」の使い方
「感銘」は名詞として動詞を伴い「感銘する・した」と使われたり、副詞として「感銘して」使われたりします。
基本的に、深く心に刻み付けられて、記憶に残るような素晴らしいことに使われる言葉です。
「感銘」の例文
・『ノンフィクション小説を読んで深く感銘した』
「感激」とは?
「感激」は「かんげき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとに深く感じ入り、気持ちが奮い立つこと」という意味で、あるものごとが素晴らしいと思い、気持ちがたかぶることを言います。
2つ目は「非常にありがたく思う時の表現」という意味で、相手に感謝する時に「感激です」として使います。
上記に共通するのは「心が揺さぶられる」という意味です。
「感激」の使い方
「感激」は名詞・形容動詞として「感激だ・である」「感激する・した」「感激させられる・させられた」などと使われたり、形容詞として「感激の」と使われたり、副詞として「感激して」と使われたりします。
基本的に、あることを素晴らしいと思ったり、ありがたいと思ったりして、気持ちがたかぶる様子に使われる言葉です。
「感激」の例文
・『ずっとファンだったアイドルに会えてて感激のあまり涙が出た』
「嬉しい」とは?
「嬉しい」は「うれしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが自分の望み通りになって喜ばしいこと」という意味で、自分にとって良いことが起きて愉快な気持ちになることを言います。
2つ目は「相手から受けた行為に対してありがたいと思うこと」という意味で、相手に感謝する気持ちのことを言います。
3つ目は「かわいい・にくめない」という意味で、会話で俗語的に使われます。
上記に共通するのは「喜ばしくて楽しい」という意味です。
「嬉しい」の使い方
「嬉しい」は形容詞として使われたり、副詞として「嬉しくて」と使われたり、名詞として「嬉しさ」と使われたりします。
基本的に、自分にとって良いことが起きて、気持ちが晴れやかで喜ばしい気分になることに使われる言葉です。
「嬉しい」の例文
・『面接に合格したという嬉しい知らせが届いた』
「感銘」と「感激」と「嬉しい」の違い
「感銘」は「深く心に刻み付けられて、記憶に残るような素晴らしいこと」という意味です。
「感激」は「あることを素晴らしいと思ったり、ありがたいと思ったりして、気持ちがたかぶる様子」という意味です。
「嬉しい」は「自分にとって良いことが起きて、気持ちが晴れやかで喜ばしい気分になること」という意味です。
まとめ
今回は「感銘」と「感激」と「嬉しい」について紹介しました。
「感銘」は「深く心に刻まれる」、「感激」は「気持ちがたかぶる」、「嬉しい」は「良いことが起きて喜ばしい」と覚えておきましょう。