「不祝儀」と「香典」と「弔慰金」の違いとは?分かりやすく解釈

「不祝儀」と「香典」と「弔慰金」の違い生活・教育

この記事では、「不祝儀」「香典」「弔慰金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不祝儀」とは?

「不祝儀(ふしゅうぎ)」とは、「お祝いごとではないこと・おめでたいことではないさま」を意味しています。

「不祝儀」の言葉は、「お祝いごとや幸せな出来事ではない不幸事(ふこうごと)」を指し示しています。

「不祝儀」は具体的には「人が亡くなること・葬儀葬式に関連すること」を意味していて、「香典・弔慰金」を入れる専用の袋のことを「不祝儀袋」ともいいます。


「連携」の例文

・『知り合いが急逝して葬式に参列することになり、急いで不祝儀袋を用意しました』
・『近しい関係の人に不祝儀が起こった時は、派手な遊びは控えて静かにその人のご冥福を祈っています』


「香典」とは?

「香典(こうでん)」とは、「仏教の方式における葬式・葬儀において、お亡くなりになった人の霊前に備えるお金・金品」を意味しています。

「香典」という言葉は、元々は死者の霊前に備えていた「お香」の代わりに「お金(金品)」をお供えするようになったことに由来しています。

「香典」を入れる袋のことを、「香典袋」または「不祝儀袋」といいます。

「香典袋」の表書きには、薄くすった墨で氏名を書いてからお供えします。

「香典」の例文

・『葬式をはじめとする冠婚葬祭の常識として、香典やご祝儀の一般的な相場くらいは知っておくべきです』
・『香典を送るときには香典袋の水引きの下部に、濃い墨ではなくて薄墨でフルネームの名前を書きます』

「弔慰金」とは?

「弔慰金(ちょういきん)」とは、「会社が亡くなった社員の働き(功績)を評価して落ち込んだ遺族を慰めるために、故人の遺族に支払うお見舞い金」を意味しています。

「弔慰金」「企業の福利厚生制度の一種」であり、「社員本人あるいは社員の家族が亡くなった場合」に支払われます。

「弔慰金」の金額は、「企業の規模・業務中か否か・勤続年数」などで変わってきます。

「弔慰金」の例文

・『経営規模の小さい中小企業であっても、きちんとした弔慰金の福利厚生制度を備えている会社もあります』
・『会社の先輩から自社のいろいろな福利厚生について説明してもらって、弔慰金の支払いを受けることができました』

「不祝儀」と「香典」と「弔慰金」の違い

「不祝儀」「香典」「弔慰金」の違いを分かりやすく説明します。

「不祝儀」とは、「人が亡くなる不幸事全般・葬儀や法要の弔事」を意味しています。

「香典」というのは、「不祝儀である葬儀において、亡くなった人の霊前にお供えするお金」を指している違いがあります。

「香典」「個人単位で亡くなった方にお供えする金銭」を意味していますが、「弔慰金」というのは「企業・役所・国家などの組織団体が亡くなった社員やその家族に対して支払う福利厚生制度上のお見舞い金」を意味している点が違っています。

まとめ

この記事では、「不祝儀」「香典」「弔慰金」の意味の違いを分かりやすく説明しましたがいかがでしたか?「不祝儀」「香典」「弔慰金」の意味の違い・例文について詳しく調べたい場合は、この記事の解説内容をチェックしてみてください。