この記事では、「警告」と「注意」と「危険」の違いを分かりやすく説明していきます。
「警告」とは?
「警告」は「けいこく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「好ましくない事態が起きそうなので、気を付ける様にはっきり伝えること」という意味で、悪いことが起きると判断して、筋を通して相手に知らせることを言います。
2つ目は「柔道の反則の一つで、主審により宣告されるもの」という意味です。
上記に共通するのは「正式に伝える」という意味です。
「警告」の使い方
「警告」は名詞として動詞を伴い「警告する・した」と使われたり、副詞として「警告して」と使われたりします。
基本的に、良くない事態が生じると予測された時に、相手に対して正式に気を付ける様に伝えることに使われる言葉です。
「警告」の例文
・『再三の警告を無視した結果、大きな事故につながった』
「注意」とは?
「注意」は「ちゅうい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「気を付けること」という意味で、あるものごとに気を配ることを言います。
2つ目は「悪いことが起きない様に用心すること」という意味で、災難に遭わない様に警戒することを言います。
3つ目は「気を付ける様に第三者がたしなめること」という意味で、人が忠告することを言います。
「注意」の使い方
「注意」は名詞として動詞を伴い「注意する・した」「注意を向ける・向けた」などと使われたり、副詞として「注意して」と使われたりします。
基本的に、悪いことが起きない様に気を付けることに使われる言葉です。
「注意」の例文
・『横断歩道は青信号でも注意しながら渡った方がいい』
「危険」とは?
「危険」は「きけん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生命や健康が損なわれる可能性があること」という意味で、事故や災害などが起きるかも知れない状態を言います。
2つ目は「悪い結果を招く可能性があること」という意味で、自分の立場が不利になるかも知れない状態を言います。
上記に共通するのは「悪い結果になりえる」という意味です。
「危険」の使い方
「危険」は名詞・形容動詞として「危険だ・である」と使われたり、形容詞として「危険な」と使われたり、副詞として「危険に」と使われたりします。
基本的に、命や健康が損なわれる可能性があることや、転じて悪い結果につながる可能性が高いことに使われる言葉です。
「危険」の例文
・『ここは地盤が緩んでいて非常に危険だ』
「警告」と「注意」と「危険」の違い
「警告」は「よくない事態が生じると予測された時に、相手に対して正式に気を付ける様に伝えること」という意味です。
「注意」は「悪いことが起きない様に気を付けること」という意味です。
「危険」は「命や健康が損なわれる可能性があること」「悪い結果につながる可能性が高いこと」という意味です。
まとめ
今回は「警告」と「注意」と「危険」について紹介しました。
「警告」は「気を付ける様に告げ知らせる」、「注意」は「気を付ける」、「危険」は「悪い結果になる可能性が高い」と覚えておきましょう。