この記事では、「乱文乱筆」と「乱筆乱文」の違いを分かりやすく説明していきます。
「乱文乱筆」とは?
文章にまとまりがなくて、文字の形が整っていないことです。
自分の書いた文や手紙などについて、控えめな態度をとる言葉です。
文章にまとまりがないとは、言いたいことがはっきりとしていなくて、つかみどころころがないことや、敬語とタメグチが混ざっているとかいうことです。
言葉の使い方は統一されていた方がまとまりがあります。
たとえば、「○○を一緒に送ってください。
よろしく」という文章は、「ください」と丁寧な言葉を使っている一方、「よろしく」と軽々しい言い方もしています。
これだとまとまりがありません。
この場合、「よろしくお願いします」と前の文にあわせるように丁寧な言葉を使うとまとまりが生まれます。
文字の形が整っていないとは、ミミズが這ったような文字や、急いでいる様子が見えるような文字をいいます。
書道をするように丁寧に書いたものではないということです。
整っていないとはいえ、読めないことはありません。
「乱文乱筆」の使い方
控えめな態度を取るときに使用をします。
自分が書いた文や手紙について使う言葉です。
「乱筆乱文」とは?
書いた文字に美しさがなく、文章にまとまりがないことです。
自分が書いた文や手紙について、控えめな態度を取る言葉です。
書いた文字に美しさがないとは、乱雑であることを指します。
急いでいるとこのような文字になります。
離すべき線と線がつながっている、文字の大きさがバラバラ、線がまっすぐでないといった文字を指します。
こういったものは、慣れていないと非常に読みにくく感じます。
文章にまとまりがないとは、文章がバラバラである状態のことです。
敬語とタメグチが混ざっているとか、あちこちに話が飛ぶとかをいいます。
急いでいると頭の中がまとまらず、このような文章になることがあります。
手紙などを書くときに下書きをしておくと、こういったことをなくすことにつながります。
面倒でも下書きをしておくと、文章にまとまりがうまれ、読む方はわかりやすいです。
そして、書くときにはゆっくりと行うと、乱れのない文字に近づきます。
「乱筆乱文」の使い方
控えめな態度を取るときに使用をします。
自分が書いた文や手紙について使う言葉です。
他人の文や手紙には使用しません。
「乱文乱筆」と「乱筆乱文」の違い
2つの言葉の意味は同じです。
「乱文」「乱筆」のどちらが先にきても問題ありません。
どちらも使われている言葉です。
自分をへりくだっていう言葉で、他人の文が乱れていたり、文字が汚かったりしても、この言葉は使用しません。
「乱文乱筆」の例文
・『乱文乱筆で申し訳ない』
・『乱文乱筆をお許しください』
「乱筆乱文」の例文
・『乱筆乱文ですまない』
・『乱筆乱文で失礼いたします』
まとめ
2つの言葉の意味は同じで、どちらも言葉も同じように使用することができます。