「大会」と「試合」の違いとは?分かりやすく解釈

「大会」と「試合」の違い生活・教育

2022年は世界最大のイベントであるサッカーW杯がカタールで開催されますが「大会」「試合」の明確な区別を説明できるでしょうか。

この記事では、「大会」「試合」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大会」とは?

世界最大の「大会」はスポーツ以外を含めてもサッカーのW杯だと言っていいでしょう。

大会と言うとマラソン などスポーツを対象にしたものを思い浮かべがちですが、これはただしくありません。

大会の定義としては勝負に関係なく大規模な人の集まりを指します。

このため弁論大会や政党が開催する党大会なども大会の1つのカテゴリーとして存在します。


「試合」とは?

サッカーW杯が大会だとすれば、そこで行われる国別の代表による勝負が「試合」だと言っていいでしょう。

定義としては勝敗をかけて各自が競い合う場を指します。

言語の多様化で親善試合など勝敗よりも親善を主体とした例外もありますが、基本的には勝負にオミットされているのが試合になります。


「大会」と「試合」の違い

「大会」「試合」の違いを、分かりやすく解説します。

「大会」「試合」の違いを解説する場はスポーツの場に限られると言っていいでしょう。

大規模な会合を表す「大会」ですが「弁論大会」「党大会」などの場では「試合」という言葉はまず使われる事がないからです。

こうした場では「発表」という言葉が使われます。

このため両者を紐付ける場合は「大会」は勝負の場の集合体。

「試合」は個々の戦いの場を指すと言っていいでしょう。

「大会」の例文

・『「高校サッカー選手権大会」はお正月の風物詩として定着している』
・『トーナメントは一発勝負の「大会形式」のため波乱が起こるのはどのスポーツでも珍しくない』
スポーツにおける「大会」の類義語は「フェスティバル」があります。

また既存の大会名「オリンピック」「ワールドカップ」は様々な方面で流用される事となりました。

「国際数学オリンピック」などはその一例となります。

また勝負を決める為の「試合形式」は様々。

サッカーのPK戦、ラグビーの抽選などは特殊な事例だと言っていいでしょう。

勝負は引き分けとして公式記録には残り勝ち上がりを決めるための「試合方法」だと言えます。

「試合」の例文

・『高校サッカー選手権大会の1回戦は都道府県を東西に分けての対抗戦による「試合」が行われる』
・『「親善試合」「勝負」よりも親睦を含めるための大会だ。』
「試合」は互いに腕を比べ、勝敗を争う事だと定義されていますが、それに反するのが「親善試合」だと言っていいでしょう。

被災者救援など特定の目的をもたせた「チャリティマッチ」などはその代表例だと言っていいでしょう。

また互いの親睦を含める意味でも「親善試合」は行われます。

まとめ

「試合」は個人や国や所属チームにより別れて行われる各々の勝負を指したものだと言っていいでしょう。

「大会」はその「試合」の集積体になります。

勝負形式はリーグ戦やトーナメント、予選をリーグと決勝をトーナメントにした複合式のものなど様々です。