この記事では、「ニード」と「ニーズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ニード」とは?
「ニード」は、要求のことでこれをしてほしいというたった一つの要求のことを意味します。
要求は、相手側が提示した際、例えば、コップを取ってほしいという要求であれば、単純にコップを手に取り相手に渡す行為です。
これを「ニード」と呼びたった一つの要求を意味します。
そのうえで「ニード」の要求は必要である物で、必要ではないとみれるものは、要求であるといいません。
「ニーズ」とは?
「ニーズ」は、要求を出した側がこれをしてほしいと願い出た際、その願望が潜在的なものであることです。
つまり、洗濯機という便利なものを顧客が使用しているんですが、さらに洗濯機に乾燥機能を付けてほしいという具合に内に秘めて口にしない潜在的な要求が「ニーズ」です。
「ニード」と「ニーズ」の違い
両者の違いは、率直にこれをしてほしいという要求であるか、これをしてくれるともっと便利になるんだけどなという具合に内に秘めたる要求であるかです。
「ニード」は、純粋にこれをしてほしいというもので、「ニーズ」はこんな機能があったら便利だろうねという具合に内に秘めたる願望のようなものになります。
「ニード」の例文
・『ニードと言うワードは、社会福祉においては、たった一つの相手側の要求を意味する』
「ニーズ」の例文
・『わが社の製品について、乾燥機能があればよいのにというニーズがある』
まとめ
「ニード」については、たった一つの要求のことなので社会や社会福祉関連においては、相手側が提示するたった一つの要求です。
では、「ニーズ」は何?となりますとこれは、要求というワードでありつつ需要であると解釈します。
つまり、「ニーズ」は相手側が内に秘めて思っている欲望のようなもので、相手の欲望が需要という形で解釈されます。
だから、「ニーズがある」というのは、需要があるという意味になり、顧客からこんなのがあればよいのにという欲望となるのです。