この記事では、「とうきび」と「とうもろこし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「とうきび」とは?
「とうきび」は、北海道での「とうもろこし」の呼び名です。
なので、「とうきび」は、「とうもろこし」そのものです。
ただ、「とうもろこし」という食べ物自体は、実は、日本ではもろこしと呼ばれていてポルトガル人が食用に持ち込んだものを「とうもろこし」と呼ぶようになりました。
「とうもろこし」とは?
「とうもろこし」は、食用可能な、食べ物で、中国から伝えられた食用可能な植物をさらにポルトガルが伝え、定着した呼び名です。
つまり、食用可能なイネ科の植物のことをもろこしと、「とうもろこし」という二つの呼び名があったんですが、人々により定着したほうがこの「もろこし」になります。
「とうきび」と「とうもろこし」の違い
両者の違いは、食べ物自体は同じですが、呼び名が違います。
なぜ呼び名が異なるかですが、これは、北海道とか他のエリアにおいては、食用可能なイネ科の植物が伝わる際、各々で呼び名を付けたがゆえ、いろいろな呼び名があるのです。
「とうきび」は北海道での呼び名で、食用可能なイネ科の植物のすべてを「とうもろこし」だと定めることでいろいろなエリアでの呼び名を統一したというわけです。
なので、「とうもろこし」という食用可能な植物は、近畿エリアであれば、「なんばん」とか「なんば」ということもあります。
まとめ
「とうきび」については、食用可能なイネ科の植物が定着する前から呼ばれていた呼び名で、もろこしと呼ばれていたりもしました。
しかし、ポルトガルから完全に食用の甘いイネ科植物が伝わると「とうもろこし」と呼び、こちらが現在では、食用のイネ科植物の大半を占める呼び名となったのです。
なので、「とうもろこし」と呼ばれる前の昔の呼び方においては、近畿であれば、「なんば」とか「なんばん」という呼び名が今の「とうもろこし」になります。