この記事では、「ししとう」と「唐辛子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ししとう」とは?
「ししとう」とは、ナス科トウガラシ属のとうがらしのことを言います。
甘味種で、ピーマンと同じ種類ですが、「ししとう」の方が小ぶりです。
「ししとう」は「ししとうがらし」、「獅子唐」、または「甘とう」とも言われています。
熟した赤い「ししとう」も食べられますが、通常は赤くなる前の青い(緑色)のうちに収穫します。
「ししとう」の一割程度は辛いと言われてます。
特にヘタと種の部分が辛いので、その部分を取り除いて調理をすると良いでしょう。
ストレスを受けた「シシトウ」は辛くなるようです。
なので、形がいびつな「シシトウ」は辛い可能性が高くなります。
中には激辛の「ししとう」もあるので、一気に口の中に入れずに、少しずつ食べるなどの注意が必要です。
「唐辛子」とは?
「唐辛子」とは、ナス科トウガラシ属の一年草の果実のことを指します。
または、果実から作る香辛料のことを言います。
香辛料は栽培種だけではなく、野生種も利用されています。
細長い実で、熟すと赤くなり、強い辛みが特徴です。
「唐辛子」は「とうがらし」、「唐芥子」、あるいは「蕃椒」とも表すことができます。
「ししとう」と「唐辛子」の違い
「ししとう」と「唐辛子」の違いを、分かりやすく解説します。
「ししとう」とは、ナス科トウガラシ属のとうがらしで、ピーマンと同種の野菜です。
「唐辛子」はナス科トウガラシ属の一年草の果実や、それから作る香辛料のことを言います。
「ししとう」と「唐辛子」はどちらもナス科トウガラシ属に分類されています。
ですが、「ししとう」は甘味種で、辛いものは1割程度と言われています。
一方、「唐辛子」は全て強い辛みがあるので、この点が異なります。
さらに、「唐辛子」は香辛料にもなるので、これも違いがあります。
まとめ
「ししとう」は中には辛いものもありますが、それを除けば、ピーマンのように野菜として美味しく食べることができるので、辛い物が苦手な人向きかもしれません。
一方、辛いものが好きな人は、さまざまな「唐辛子」料理で、パンチの効いた美味しさを味わってみるのも良いでしょう。