「わたあめ」と「わたがし」はどちらも白くてふわふわとした個性的なお菓子です。
この二つはどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「わたあめ」と「わたがし」の違いを解説します。
「わたあめ」とは?
「わたあめ」とは、「加熱して糸状になったらザラメをまとめて作る綿のような形状のあめ」です。
「わたあめ」の使い方
砂糖を加熱して溶かし調味料や香料などを加えて味と風味を整整形して作る菓子を「あめ」といいます。
「わたあめ」はあめの一種でザラメを原料に作る綿のような形状のあめの名称です。
熱したザラメに強い風を吹きあてると糸状に細く伸びていきます。
糸状のザラメを割り箸に巻きつけたり手でまとめたりなどしてやすい大きさに整えると「わたあめ」の完成です。
味や香りはつけておらずザラメそのものの素朴な甘みで、縁日やお祭りなどで販売され定番のお菓子です。
製造には専用の機械が必要なので家庭で作ることはほとんどありません。
細い糸状のザラメは熱に弱く時間が経つとどんどん溶けてしぼんでしまいます。
最終的には元通りのザラメに近い状態に固まってしまうので早めに食べる必要があります。
「わたがし」とは?
「わたがし」とは、「ザラメを原料に作る綿状のあめ菓子」です。
「わたがし」の使い方
綿のような見た目のあめ菓子で主に西日本で使われている名称です。
「わたあめ」と「わたがし」の違い
「わたあめ」と「わたがし」の違いは「地域」です。
どちらもザラメから作る綿状のあめ菓子で全く同じものを指しています。
「わたあめ」という名称は主に東日本で使われており「わたがし」は主に西日本で使われている呼び名です。
材料や味、製造方法や形状などは全く同じなので東日本で購入した「わたあめ」を西日本に持っていくと「わたがし」と呼ばれます。
まとめ
「わたあめ」と「わたがし」は同じ菓子の別の名称です。
地域によって名称が異なるだけなので違いを気にせずおいしく食べましょう。