この記事では、「カルツォーネ」と「パニーニ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カルツォーネ」とは?
「カルツォーネ」とは、イタリア語で「ストッキング」や「ズボン」を意味する、ピザ生地を用いられて作られる三日月形の両面焼きペイストリーです。
円形の生地の中にトマトやモッツアレラチーズなど、ピザに使われるような具材を入れ、日本の餃子のように折りたたんで具材を包み込んだ料理です。
イタリアでは手に持って立って食べたり、食べ歩いたりできるようなサイズの「カルツォーネ」が多く販売されており、中には甘い味付けがされている「カルツォーネ」なども地域によって販売されています。
イギリスだけでなく、アメリカやイギリス、日本でも「カルツォーネ」は食されていて、ピザ生地という点は変わりありませんが、野菜やニンニク、たまねぎなども具材として使われ、イギリスではケバブが具材として使われる場合もあります。
「パニーニ」とは?
「パニーニ」とは、イタリア料理の軽食でパンにハムやチーズ、トマトなどの具材とレタスなどの野菜と一緒に挟み、特徴的な模様の焼き目をつけたサンドイッチです。
イタリア語での「パニーニ」は複数形であり「パニーノ」が単数形で、ハンバーガーやホットドッグなどの具材をパンで挟み込んでいる食べ物を総じて意味する場合があります。
イタリアだけでなく日本やアメリカなどの国でも食べられていますが、トマトやモッツアレラチーズなどイタリアで使用される具材とのあまり違いはあまりありません。
場合によって「パニーニ」と「パニーノ」と区別して呼ばれる場合もあり、イタリア風のものについて「パニーノ」と呼ばれる事もありますが、その差は明確ではありません。
「カルツォーネ」と「パニーニ」の違い
「カルツォーネ」と「パニーニ」の違いは、「カルツォーネ」はピザ生地を使用してピザに使われる具材が多く挟まれるので、ピザに近い味をしています。
対して「パニーニ」はパンに具材を挟み、特徴的な焼き目をつけた食べ物で、どちらかと言えばサンドイッチに近い食べ物です。
両者とも中に入れる具材はトマトやチーズなど似ている部分もありますが、地域や国によっては独自のアレンジが加えられているものもあり、様々な具材と味が楽しめるという点では共通しています。
まとめ
「カルツォーネ」と「パニーニ」は、具材を挟むものが「ピザ生地」であるか「パン」であるかという違いで区別することが可能です。
「カルツォーネ」は「折りたたんだピザ」、「パニーニ」は「あたたかいサンドイッチ」と考えると分かり易いかもしれません。
イタリア料理ですが、どちらも日本でも楽しむ事ができる料理ですので、一度食べてみてはいかがでしょうか。