仕事探しを行う際にお世話になることも多い「人材派遣」と「人材紹介」。
この2つの場所にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「人材派遣」と「人材紹介」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人材派遣」とは?
「人材派遣」とは、その名の通り人材を派遣することを意味します。
「派遣」とは使命を持っておもむかせることを意味します。
「人材派遣」の場合、その会社の業務に適したスタッフを派遣会社から派遣するものとなります。
そのため、派遣されるスタッフは「人材派遣会社」と契約を結ぶことになります。
もちろん、給与も「人材派遣会社」から受け取ります。
勤務することになった企業と「人材派遣会社」が契約しそこから「人材派遣会社」が料金を受け取るものとなります。
会社側は必要とする人材を必要とする期間だけ雇用することができるといったメリットがあります。
また、「人材派遣」での働き方を希望する人には、働きたい期間だけ働くことができる。
様々な仕事の経験を積むことができる。
などといったメリットがあります。
「人材紹介」とは?
「人材紹介」とは、その名の通り人材を紹介することを意味します。
「紹介」とは知らないもの同士を引き合わせることを意味します。
「人材紹介」の場合、相手の会社が求める人材を紹介することとなります。
そのため、「人材紹介会社」の場合、登録している人材を相手の会社に紹介し契約が成立すれば、それで終わりです。
紹介された人はその会社と雇用を結びます。
そのため、「人材紹介」が完了すれば、「人材紹介会社」とのつながりはなくなります。
会社側は求人募集などを行わず適した人材を確保することができるといったメリットがあります。
また、「人材紹介」を利用する人は自分で求人募集などを確認することなく適した会社への紹介を受けることが可能になるといったメリットがあります。
「人材派遣」と「人材紹介」の違い
「人材派遣」と「人材紹介」は全く別物だと考えるべきです。
まず、雇用形態において大きな違いがあり、「人材派遣」は仕事が決まった後でも雇用契約は「人材派遣会社」となります。
一方、「人材紹介」の場合は仕事が決まった後は勤務することになった会社と雇用契約を結ぶことになります。
そのため、それぞれの利用料にも大きな違いがあり、「人材派遣」の場合は時間単価×実働時間数が基本です。
一方、「人材紹介」の場合は採用決定者の初年度理論年収の35%程度が基本です。
このように雇用する相手や収入においても「人材派遣」と「人材紹介」には違いがあります。
まとめ
以上のような違いがある「人材派遣」と「人材紹介」。
雇用形態もサービス料も大きく異なります。
また、受けることができるサービス内容も異なります。
「人材派遣」はあくまでも人材を派遣すること。
そして、「人材紹介」はあくまでも人材を紹介することがメインとなり大きな違いがあります。