「小学校」と「中学校」はどちらも義務教育で通うことが義務付けられている学校ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「小学校」と「中学校」の違いについて解説します。
「小学校」とは?
「小学校」とは、「初等教育を目的とする学校」を意味する言葉です。
「小学校」の使い方
日本における「小学校」とは「満6歳から通い始め6年間義務教育として初等教育を学ぶ学校」を指します。
世界各国には日本と同様に「小学校」と呼ばれる初等教育を目的とした学校がありますが通う年数や対象年齢などはそれぞれ異なります。
「小学校」の目的は「すべての教育の基礎となる初等教育」です。
読み書きや計算、社会の基本的な仕組みや化学の基礎知識など学問において入口となる基礎的な教育を行うのが「小学校」です。
日本において「小学校」は義務教育でありすべての子どもを通わせて学ぶよう憲法で義務付けられています。
「小学校」で過ごす時間は集団生活が基本で団体行動や同年代の仲間とのコミュニケーションを学ぶのも目的のひとつです。
学習の習熟度を図るテストは科目ご都の節目に行われ一斉に行われる定期テストはありません。
「中学校」とは?
「中学校」とは、「中等教育を目的とする学校」を意味する言葉です。
「中学校」の使い方
日本における「中学校」は「満12歳から通い始め3年間かけて前期中等教育を学ぶ学校」を指します。
日本における義務教育のうち最終3年を学ぶ学校であり、学ぶ内容も基礎的なものから応用的なやや高度な内容へと移行します。
「中学校」に通う満12歳以降の3年間は人間の一生のうち第二次成長期にあたる心身が著しく成長する時期に該当します。
そのため学習や学校活動に加え心身の成長に応じた知識や情報の教育も重要な目的のひとつです。
これから成長するにあたり必要な知識を学ぶことで不安や疑問を解消し、人生を歩む上で前向きな気持ちが持てるよう成長をサポートします。
「小学校」と「中学校」の違い
「小学校」と「中学校」の違いは「通う年数と年齢」です。
義務教育課程全9年間のうち最初の6年が「小学校」残りの「中学校」という違いで区別されます。
より具体的な違いとしては授業を担当する教師が異なり、「小学校」ではクラス担任が音楽や体育など専科以外の科目をすべて受け持ちますが「中学校」では科目ごとにそれぞれ異なる担当の教師が授業します。
「中学校」では授業以外に部活動も始まります。
放課後にそれぞれのクラブに分かれスポーツや文化活動を行う部活動は「小学校」には似たような仕組みを有する学校はあるものの制度としては存在しません。
授業時間も「小学校」より「中学校」のほうが長く、その影響で終業時間も遅くなります。
「小学校」の例文
・『小学校には算数の授業がある』
・『近所の小学校で運動会があった』
「中学校」の例文
・『中学校では算数から数学に科目が変わる』
・『中学校は卒業までに自分で進路を考えなくてはいけない』
まとめ
日本人ならほぼすべての人が通っている「小学校」と「中学校」ですが、あまりにも短すぎてあらためて違いを考えることはほとんどありません。
海外にも同じように学校制度はありますがシステムは大幅に異なるので興味をお持ちの方は調べてみてください。