「ザラメ」と「砂糖」の違いとは?分かりやすく解釈

「ザラメ」と「砂糖」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「ザラメ」「砂糖」の違いについて紹介します。

ザラメとは?

ザラメとは砂糖の一種で、純度と糖度が高く一つ一つの粒が大きい砂糖のことをいいます。

品の良い甘味があり、ゆっくり溶けることから果実酒やお菓子を作る際などに用いられます。

綿あめの原料にも使われています。

ザラメには、白ざら糖や中ざら糖があります。

ザラメの原料となるのはサトウキビで、サトウキビを絞って煮詰め不純物を取り除きます。

これを遠心分離機にかけて、結晶と糖蜜を分離してまた不純物を取り除き純度を高めていきます。

その工程を繰り返してできた結晶がザラメです。

白ざら糖は白い色をしていて、中ざら糖は茶色っぽい色をしています。

中ざら糖が茶色いのは、製造する過程でカラメル化したり、カラメルを添加したりするからです。

カラメルの香ばしさやコクが感じられる砂糖になっています。

白ざら糖は雑味がなく、甘みも強いです。

結晶が大きくシャリシャリした食感になるので、お菓子のトッピング等にも使われます。

それからグラニュー糖もザラメの一種で、白ざら糖よりも結晶が小さいものをいいます。


砂糖とは?

砂糖とは甘味を持つ調味料で、主にサトウキビやてんさい(サトウダイコン)から作られます。

今から2500年前にインドでサトウキビのしぼり汁を煮詰めて作ったのが始まりといわれています。

それが世界に広まり、日本には奈良時代に伝わりました。

19世紀の末頃までは高級品でしたが、その後大量に生産されるようになります。

砂糖には色々な種類があり、製造方法によって分類されます。

上白糖やグラニュー糖、白ざら糖、中ざら糖、氷砂糖、三温糖、粉砂糖、黒糖、きび砂糖、和三盆などがあります。

日本で最も一般的なのは上白糖で、料理からお菓子作りにまで幅広く使われています。

日本の砂糖の消費量は上白糖が占めています。

ただし、上白糖は日本独自のものなので日本以外ではあまり使われていません。

世界的に見ると、砂糖といえばグラニュー糖を指すことが多いです。

グラニュー糖は、コーヒーや紅茶などに入れるのに適しています。

黒糖はサトウキビのしぼり汁をそのままに詰めたもので、独特の風味があります。

かりんとうにも用いられています。

和三盆は非常に小さい結晶で、くちどけが良いのが特徴です。

和三盆は和菓子に最適です。


ザラメと砂糖の違い

ザラメは砂糖の一種です。

砂糖にはザラメ以外にもいろいろな種類があります。

白ざら糖と中ざら糖をザラメということが多いですが、厳密にはグラニュー糖もザラメに分類されます。

ザラメは他の砂糖と比較すると、純度が高く粒が大きいという特徴があります。

まとめ

砂糖は製造工程などによって、色々な種類に分けられます。

その一つがザラメで、白ざら糖や中ざら糖、グラニュー糖があります。

ただし、ザラメというと白ざら糖と中ざら糖を指すことが多いです。

純度が高く粒が大きいのが特徴になります。