この記事では、「生チョコ」と「トリュフ」の違いについて紹介します。
生チョコとは?
生チョコとは生チョコレートの略で、ガナッシュを改良した日本生まれのチョコレートです。
ガナッシュは、温めたチョコレートと生クリームを混ぜ乳化させて滑らかに仕上げたものをいいます。
ガナッシュをキューブ型にカットしてココアパウダーをまぶしたお菓子にパヴェ・ド・ジュネーブがありますが、これが生チョコの元になっているといわれています。
スイスのジュネーブにあるチョコレート店で誕生したお菓子で、現在でもスイスの名産として人気があります。
それが日本に伝わり、改良したものが生チョコとして販売されました。
お酒を加えたり、フルーツのピューレを加えることもあります。
また、抹茶を加えた生チョコ等も販売されています。
生チョコには日本独自の基準が設けられており、それをクリアしないと生チョコを名乗ることはできません。
チョコレートが全重量の%以上で、クリームが全重量の10%以上、クリームに含有するものを含めた水分量が全重量の10%以上といった基準があります。
そのためガナッシュが全て生チョコレートに該当するわけではありません。
また、生クリームを素材に使っているため、一般的なチョコレートよりも消費期限は短いです。
保存する時は、冷蔵保存する必要もあります。
トリュフとは?
トリュフとはトリュフチョコレートの略で、ガナッシュをクーベルチュールチョコレートで丸くコーティングしたお菓子をいいます。
ココアパウダーや粉砂糖、ナッツ等をまぶしていることが多いです。
なぜトリュフと呼ばれているのかというと、高級食材として知られるきのこのトリュフに見た目が似ているからです。
ガナッシュの代わりにクリームやキャラメル、ナッツ、生チョコレートなどをコーティングしているものもあります。
また、ガナッシュにお酒やフルーツピューレ、トフィ、ミント、マシュマロ等を混ぜているものもあるようで、そのバリエーションは豊富です。
トリュフはフランス生まれのチョコレート菓子で、二層の異なる食感が楽しめるのが魅力です。
日本でも定番のチョコレート菓子として人気があります。
生チョコとトリュフの違い
生チョコはガナッシュを改良したチョコレートで、滑らかな口どけが特徴です。
ガナッシュそのものを味わうチョコレートといえます。
それに対してトリュフは、滑らかで口どけの良いガナッシュと硬いクーベルチュールチョコレートの2つの食感が楽しめるチョコレート菓子です。
トリュフの中身にはガナッシュを使うのが一般的ですが、ガナッシュ以外のものを使うこともあります。
生チョコを使ったトリュフもあります。
まとめ
生チョコの特徴は滑らかな口どけで、舌の上でとろけるようです。
トリュフは、滑らかな口どけのガナッシュを硬いチョコレートでコーティングしてあるチョコレート菓子になります。
2つのチョコレートを味わえるのが特徴です。