「ハイミー」と「味の素」は何がどのように違うのか。
味に違があるのか。
成分に違いがあるのか。
この記事では、「ハイミー」と「味の素」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハイミー」とは?
「ハイミー」は味の素株式会社から販売されている「うま味調味料」です。
1キログラムあたり1,600円ほどと少し高価な調味料です。
ただし、ほんの少しの量でコクと深い味わいを出すことができるため実際に使用する量を考えると、さほど高価な「うま味調味料」だと言い切ることはできません。
「ハイミー」は1966年に誕生しました。
名前の由来は、「ハイ」と「ミー」に分け考えることができ、高いといった意味の「ハイ」と味といった意味の「ミー」から「ハイミー」という名前が付けられています。
主な原材料は3大うまみ成分のグルタミン酸ナトリウムとイノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムです。
「うま味調味料」には欠かすことができない成分で、3大うまみ成分においてグルタミン酸ナトリウムが92%の割合として最も多く、イノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムが4%ずつ配合されています。
このような成分で作られている「ハイミー」は鍋料理やみそ汁、煮物などに少し加えるだけで、まるで高級料亭の味のように変化させることができるのです。
「味の素」とは?
「味の素」はは味の素株式会社から販売されている「うま味調味料」です。
1キログラムあたり750円ほどです。
「味の素」の歴史は古く1909年に誕生しました。
会社名がそのまま商品名となっていることからもわかるように「味の素」は味の素株式会社を代表とする商品となります。
主な原材料は3大うまみ成分のグルタミン酸ナトリウムとイノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムです。
「うま味調味料」には欠かすことができない成分で、3大うまみ成分においてグルタミン酸ナトリウムが97. 5%の割合として最も多く、イノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムが1. 25%ずつ配合されています。
このような成分で作られている「味の素」はスープやチャーハンのほか、魚介の臭み消しとして使用することが可能です。
このように「味の素」は料理の味を調える効果のほか、食材の下ごしらえなどにも使用することができる「うま味調味料」となります。
「ハイミー」と「味の素」の違い
「ハイミー」も「味の素」も同じ味の素株式会社から販売されている「うま味調味料」です。
そのうえで違いは配合されている成分量の違いにあり、その結果、「ハイミー」の方が「味の素」よりも高額になります。
その分、コクとうま味は「ハイミー」の方が強く、高級料亭の味に近づけることができるといった魅力があります。
まとめ
以上のような違いがある「ハイミー」と「味の素」。
同じ会社から販売されている「うま味調味料」ですが、価格の違いやコクとうま味の違いなどがあり、必要に応じて使い分けることが必要です。