「シャーベット」と「ジェラート」の違いとは?分かりやすく解釈

「シャーベット」と「ジェラート」の違い食べ物・飲み物

近年日本でブームになった「ジェラート」ですが東京・大阪以外で専門店はあまり見かけません。

「シャーベット」も同様です。

この記事では、「ジェラート」「シャーベット」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ジェラート」とは?

「ジェラート」とはイタリア中部トスカーナ地方のフィレンツェ発祥の氷菓です。

広義的にはアイスと呼ばれる事も多々あります。

アイスクリームと違うのは乳脂肪分や空気含有率だと言っていいでしょう。

「ジェラート」自体の乳脂肪分は4~8%前後で日本ではアイスミルクに分類されます。


「シャーベット」とは?

私たち日本人が思い浮かべる「シャーベット」とは米国式の「シャーベット」もしくはフランスで氷菓として完成された「ソルベ」だと言っていいでしょう。

英国やカナダではかつて日本で販売されていたドンパッチの如く弾けるキャンディを指す場合が多くなります。


「ジェラート」と「シャーベット」の違い

「シャーベット」は氷菓のはしりとなり東洋西洋問わず紀元前から原型となるものが為政者は食べていました。

基本的に日本での分類の仕方に添えば前者は乳脂肪分が4~8%前後のためアイスミルク、後者はシロップを凍らせたものは基本的に氷菓になります。

「ジェラート」のよもやま話

・『「ジェラート」の定義とは?』
「ジェラート」の定義は明確で乳脂肪分は4~8%で空気含有量が35%未満のものとなります。

フレーバーや提供する店舗によっては牛乳を使わないためアイスミルクと氷菓に別れます。

さっぱりした味わいと食べた時の滑らかさは独特のものがあると言えるでしょう。

・『フィレンツェ発祥の「ジェラート」
「シャーベット」は紀元前から東洋西洋問わずにそれに類した物が食べられていました。

「ジェラート」が人類史に登場するのは16世紀のフィレンツェでベルナルド・ブオンタレンティによるものでした。

その名前はフィレンツェの「ジェラート」として現代に名を残しています。

「シャーベット」のよもやま話

・『米国の「シャーベット」は奥が深い!?』
米国の「シャーベット」は細かい定義があり、牛乳、卵白およびゼラチンを含みかつ乳脂肪分が1~2%出なくてはいけません。

この規定から乳脂肪分と甘味料の比率が異なれば、アイスクリーム類の扱いを受けます。

牛乳が入っていない場合は「ソルベ」になります。

・『日本の「シャーベット」はソルベ?』
日本人の一般的認識の「シャーベット」はソルベだと言っていいでしょう。

米国風の「シャーベット」の場合はラクトアイスか氷菓扱いで店頭にならびます。

また近年では凍らせる時に空気を攪拌し、口当たりの良い状態にした「シャーベット(状)」ドリンクも認知度が上がっています。

まとめ

「ジェラート」はイタリア・フィレンツェ発祥の冷菓で乳脂肪分が4~8%前後のため日本ではアイスミルクとして扱われます。

日本人の認知度の高い「シャーベット」はフランスの「ソルベ」同様に果汁やシロップを凍らせたもので氷菓になりました。

しかしフレーバーによっては乳脂肪分が高くなりラクトアイスに分類されるものもあります。