この記事では、「ニガウリ」と「ゴーヤ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ニガウリ」とは?
ウリ科ツルレイシ属のつる性植物の一種です。
夏から秋にかけて黄色い花を咲かせ、長楕円形でごつごつとした突起のある実を結びます。
この植物には雄花と雌花があります。
チューリップやアサガオなどは、一つの花の中に雄花と雌花があります。
しかし、この植物は一つの花の中に雄花と雌花があるのではなく、雄しべだけを持つ花、雌しべだけを持つ花となっています。
そのため、家庭菜園の場合は、いくつも栽培をしたり、雄花と雌花が同時にうまく咲いたりしないと、うまく実りません。
果実は緑色のうちに収穫をします。
緑のものは未熟で苦味があります。
熟すと黄色くなり、苦味が和らぎます。
また、熟したものは種の周りにゼリー状のものがつきます。
この部分には甘味があります。
主な産地は沖縄県です。
寒い地域ではうまく育ちません。
多く出回る時期は5月から9月です。
選び方ですが、実のいぼにすき間がなく、皮にみずみずしさとほどよい弾力があるものがよいです。
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存をします。
種がついていると傷みやすいので、種を取り除いてラップで包んでから野菜室で保存するのもよいでしょう。
種を取って薄くスライスをし、ラップで包んで冷凍庫に入れれば、1か月ほどは保存することができます。
「ニガウリ」の言葉の使い方
ウリ科ツルレイシ属のつる性植物の一種と、その実を指して使う言葉です。
「ゴーヤ」とは?
ウリ科ツルレイシ属のつる性植物の一種です。
夏から秋ごろにかけて花を咲かせ、長楕円形でいぼのある実をつけます。
緑色の未熟なものを収穫して食用にしています。
皮が白い「白ゴーヤ」、イボがあまりなく皮がなめらかな「なめらかゴーヤ」、長さが10~15cmほどの「ミニゴーヤ」などいくつかの品種があります。
主な産地は沖縄県です。
沖縄県には、この実を使用した「ゴーヤーチャンプルー」という料理があります。
作り方を簡単に説明します。
材料は、「ゴーヤ」、豚肉、豆腐、卵、塩、コショウ、醤油、サラダ油です。
「ゴーヤ」は種を取り除いて薄切りに、豆腐は2cm角に、豚肉は一口大に切ります。
フライパンに油を熱し、豆腐を入れて火を通します。
一旦豆腐を取り出し、同じフライパンに油を熱して豚肉を炒め、火が通ってきたら「ゴーヤ」と塩、コショウを入れて炒めます。
溶き卵と醤油を加えて混ぜ合わせ、最後に先ほどの豆腐を加えて混ぜ合わせたらできあがりです。
「ゴーヤ」の言葉の使い方
ウリ科ツルレイシ属のつる性植物の一種とその実を指して使用する言葉です。
「ニガウリ」と「ゴーヤ」の違い
2つの言葉が指すものは同じものです。
未熟なものか、熟したものかなどによって呼び方を変えているのではありません。
どちらも長楕円形でいぼのある実を指しています。
まとめ
2つの言葉が意味するものは同じです。