この記事では、「のぼり」と「旗」の違いを分かりやすく説明していきます。
「のぼり」とは?
「のぼり」は、布に竿を通して掲げる目印のことです。
簡単に言いますと、スーパーなどで特売日を知らせる布を巻いた旗は「のぼり」で竿と布がセットになっていて固定することでこの場所がどうであると知らせるのが「のぼり」です。
といいますのも、「のぼり」の役割は、元々は、戦国時代においては、敵と味方を判断する目印だったため、現在においては、目印となり、企業などが自分たちの存在などを知らしめるためのも印となりました。
「旗」とは?
「旗」は、大きさや形などはどうでもよく、固定方法も別に竿に固定する必要はないです。
「旗」は、目印になればそれでよいという考え方で、別に竿にさして掲げるということを想定していません。
なので、ひもでつるすという方法で高々と上げてもよいですし、竿でつるす方法もよい方法です。
ただし、「旗」は、布の生地の片側だけを竿で掲げるので、風が吹いたときや風がやんだときは、「旗」のマークは見えなくなります。
「のぼり」と「旗」の違い
両者の違いは、見せつけることを想定しているか否かです。
「のぼり」は、見せつけることを想定しているため、「旗」と異なり固定している箇所が実は多く、マークが風が吹こうと風がやもうと見えるよう布を竿で固定しています。
一方「旗」は、そもそもが高く掲げることを想定してはいるのですが、見せつけることを想定していないので、破れないことのほうが重要だとしているのです。
「のぼり」の例文
・『スーパーでバーゲンセールののぼりが上がる』
「旗」の例文
・『お子様ランチに旗がついていない』
まとめ
「のぼり」については、見せつけることが重要課題なので頑丈さについては、「旗」よりも脆いです。
逆に「旗」は、その場所に存在していることが重要であるとしていて、見せつけることはそれほど重視していないので風がやんだりした再マークが見えにくくなることがあります。
しかし、「旗」は、相手の陣地を占領した際に建てるなどの役割もあるので、頑丈でなければならず、ましてや「のぼり」のように薄手の布で簡単に燃えてしまうような素材ではいけません。
なので、「国旗」というものがありますが、あの「旗」も本来であれば、ライターのような火で燃えてしまうというのは、「旗」としての機能を保っておらず、「旗」ではなく単なる、「のぼり旗もどき」というものに該当します。
因みに「のぼり旗」は、「のぼり」と「旗」の良いところどりをしたもので、「のぼり」の見せつけることを重視したつくりと、「旗」の厚手で燃えにくいという特性を生かした旁をしたものが「のぼり旗」になります。
なので、簡単にライターで燃えてしまっている国旗は、おそらくですが、「のぼり旗もどき」のおもちゃのような国旗だと思われます。
なお、国旗を燃やす行為は実は犯罪なので、絶対にしないようにしましょう。
無論「のぼり」や、「旗」も所有権がありますので、燃やす行為は犯罪です。