自転車と一口に言ってもいろいろなタイプがありますが「ロードバイク」と「マウンテンバイク」はどこが違うのでしょうか。
今回は、「ロードバイク」と「マウンテンバイク」の違いについて解説します。
「ロードバイク」とは?
「ロードバイク」とは、「舗装された道路を長距離移動するためのスポーツバイク」です。
「ロードバイク」の使い方
「ロードバイク」というのは簡単にいうと「ロードレース用の自転車」です。
舗装された道路を数十~数百キロの距離を走って順位を競う自転車レースが「ロードレース」です。
欧州ではとても人気のスポーツであり日本でもツール・ド・フランスなどが放映されています。
「ロードバイク」は「ロードレースに置いて選手が乗車する専用の自転車」であり舗装路を長距離移動するのに特化した設計で製作されています。
長距離を移動するため車体を軽量化する必要が有ることから軽量で丈夫なカーボンやファイバーといった素材でボディが作られています。
タイヤも摩擦抵抗の軽減を減らすため地面との接地面ができるだけ少なくなるよう細身のものを使用しています。
タイヤが細いのでグリップ力が弱く意思などの障害物を苦手としているので舗装路以外での使用は不向きです。
自転車ファンの多くが乗車するスタンダードなモデルですが乗りこなすにはある程度の技術と経験が必要です。
慣れれば1日に平気で数十キロ走れるほど体への負担が少なく通勤通学用として利用する人も多いのですが、安定性に欠けることから市街地での走行には十分注意が必要です。
「マウンテンバイク」とは?
「マウンテンバイク」とは、「山道など荒れ道を走るためのアウトドアバイク」です。
「マウンテンバイク」の使い方
「マウンテンバイク」は「マウンテンバイクの競技用に使われる自転車」を指します。
山道に設定されたコースを線溶の自転車で争覇しタイムを競うマウンテンバイク競技はオリンピックの正式種目にも採用されている人気競技です。
最大の特徴は舗装されていないオフロードコースへの適応です。
「マウンテンバイク」が想定しているのは未舗装で泥や石だらけの荒れた路面です。
普通の自転車ではスタックにハマってまともに走行できないような路面を走行できるよう極太で大きなブロックパターンが刻まれたタイヤを採用。
荒れ地でも安定性を確保するためフロントには強力なサスペンションが取り付けられ障害物によるショックを吸収します。
タフなレースでも故障しないよう頑丈に作られているぶん重量は重めです。
「ロードバイク」と「マウンテンバイク」の違い
「ロードバイク」と「マウンテンバイク」の最大の違いは「使用する路面」です。
「ロードバイク」は舗装された道を走行するオンロード用の自転車、「マウンテンバイク」は未舗装の道を走行するオフロード用の自転車です。
タイヤの形状やボディの設計など細かな違いは全てそれぞれが想定する走行路面に最適化された仕様になっています。
まとめ
同じ自転車でも「ロードバイク」と「マウンテンバイク」では形状から乗り心地まで何もかもが異なるまったくの別物です。
どちらの自転車も普段使いの街乗り用として使われていますが実際の使い勝手にはかなりの違いがあります。
目的や走る環境などを考慮してふさわしい一台を選んでください。