この記事では、「載せる」と「乗せる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「載せる」とは?
「載せる」は掲載することのほか何かを上側に移動させておいておくことを意味します。
載せるは、基本的に物をどうするかということを意味し、物を上側に移動させておいておくことを「載せる」と言います。
なので、自動車の場合、「載せる」と言い出すと、自動車を何か高台のような場所に移動させておくという意味になるか、自動車の荷台に何かを移動させておいておくということになります。
「載せる」の言葉の使い方
「載せる」は、物をどうするかという場合において上側に移動させておいておくことや、掲載という形で知らしめることを意味するために使用します。
例を挙げますと、「新聞に載せる」は、新聞に記して知らしめることで、棚の上に載せる」は棚の上方向に何かを移動させておいておくということです。
「乗せる」とは?
「乗せる」は、何かの上に乗るという意味や相手を調子づかせるという意味があります。
他にも意味があり、「乗せる」は、何かの上に乗っかることで成立する行為です。
よって人を調子づかせるのは、人間という人物に対して上位に立ち、相手をそそのかしてから、調子づかせて自分の思い通りに動かすので、「乗せる」は、自分側が操作権を持つことが多いです。
「乗せる」の言葉の使い方
「乗せる」は、自分が操作する権限を持つことにおいて使用され、乗り物に「乗せる」などは、操作県があるがゆえ対象を乗り物に置くということです。
他にも、調子づかせるという意味である場合も、相手をうまく誘導し、思い通りに操作しているがゆえ、「調子に乗せる」と言って相手を操作していることに使用します。
「載せる」と「乗せる」の違い
両者の違いは、物のみを対象にしているか、そうではないかです。
「載せる」は原則が物が対象で、物がどうかるかです。
「新聞に載せる」は、新聞がどうであるか、「棚に乗せる」は、棚がどうあるかで物になります。
一方「乗せる」は、対象が物でなくともよく、人間でも可能です。
よって両者は、原則が物に固定かそうではないかです。
まとめ
「載せる」については、これは、物がどうかるかにおいて物が上にあるという解釈でよいでしょう。
もしくは、新聞やメディアという媒体に対して掲載することを意味する場合も掲載する媒体が物であることなので、物をどうするかという解釈でよいです。
一方「乗せる」については物という個体を対象にしないでもよいのでいわば、人間を対象とすることも可能です。
例を挙げれば、調子づかせることを「乗せる」と言いますが、これは対象が人間で人間を操作することで相手を誘導し自分の思い通りに動かすのを「乗せる」と言います。
なので、「載せる」と「乗せる」の違いは、対象に対して操作権限があるかないかだということでもあります。
自動車や乗り物というものは、運転する操作権があり運転できれば操縦できるので、人間も同様に言い方が悪いんですが、マインドをコントロールし、操作することができれば、「乗せる」です。