この記事では、「冷淡」と「冷然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「冷淡」とは?
冷淡とは、れいたんという読み方をする言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、温度が低いや温かみがないといった意味の冷の漢字に、情が厚くないやあっさりした性格といった意味がある淡の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ冷淡は、思いやりに欠けるや物事に対して熱心ではないといった意味を表すのです。
「冷淡」の言葉の使い方
冷淡は、物事に熱心ではないといった様を表現する際に使われる事が多い言葉となっています。
興味や関心を示さずに淡々としている様子に対し、この言葉が使用されていたりするのです。
「冷然」とは?
冷然は、れいぜんという読み方をすべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、温度が低いや情が薄いといった意味を持っている冷の文字に、そうなっているやその通りといった意味を有する然の文字を加える事で完成した言葉です。
以上の事から冷然は、心を動かす事なくひややかな態度でいる様を示します。
「冷然」の言葉の使い方
冷然は、ひややかな態度でちっとも心を動かさない様子に対して用いられる言葉です。
何らかの物事が起きても、動揺する等の心の動きを全く見せずに淡々とひややかな態度を取っている人物の様子に対して、冷然な態度といった形でこの言葉が使用して表現されています。
「冷淡」と「冷然」の違い
冷淡と冷然の文字表記を並べれば、2文字目に淡と然という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
所が最初の漢字が同じ冷である事から、似た印象を受ける言葉同士となっています。
とはいえ持つ意味に違いがあるので、そこを踏まえれば問題なく使い分け可能です。
まず冷淡は、物事に対して全く熱心さがない様子を表します。
もう一方の冷然は、心を動かす様子もなくひややかな様を示すのです。
まとめ
2つの言葉には共通の漢字があり、字面的にも似た印象を受ける言葉同士だったりします。
ですが示す意味合いには相違点があるので、そこを理解すれば使い分けで困る事はありません。
ちなみに冷淡は、物事に熱心さがなく淡々としている様に対して使われる言葉です。
対する冷然は、少しも心を動かす事なくひややかな態度である様子に対して用いられます。