この記事では、「ピアノ」と「オルガン」の違いについて紹介します。
ピアノとは?
ピアノは鍵盤楽器の一種で、ハンマーで弦を叩くことによって音が出ます。
打楽器と弦楽器の性質を併せ持つ打弦楽器に分類されます。
ピアノは音域が非常に広い楽器で、グランドピアノとアップライトピアノがあります。
グランドピアノは大型の楽器で、弦を水平に張ってあります。
響きが良く豊かな表現ができるので、コンサート等で用いられます。
アップライトピアノは限られたスペースでも演奏できるようにコンパクトにしたピアノで、弦は縦に張られています。
主に家庭用として用いられているピアノです。
ピアノは子どもの習い事としても人気があります。
オルガンとは?
オルガンは鍵盤楽器の一種で、リードオルガンやパイプオルガンがあります。
日本では単にオルガンというと、足踏み式のリードオルガンをイメージする人が多いです。
リードオルガンは、空気が流れることで音が出る楽器です。
また、パイプオルガンは鍵盤を押すことでパイプに空気が送られ、パイプ内の空気柱が振動することで音が出る管楽器になります。
オルガンは本来、パイプオルガンのことを指していました。
オルガンの歴史は古く紀元前には既に誕生していたといわれています。
ピアノとオルガンの違い
ピアノもオルガンも鍵盤楽器ですが、音が出る仕組みは全く違います。
ピアノはハンマーで弦を叩くので、叩いた時に一番大きな音が出ます。
そのため音の持続時間は短いですが、強弱をつけることができます。
それに対してオルガンは、パイプに空気を送るので音の大きさは変わりません。
音に強弱をつけることはできませんが、鍵盤を離すまで音は出続けます。
それからピアノは打弦楽器に分類されますが、オルガンは管楽器に分類されます。
まとめ
ピアノとオルガンでは、音が出る仕組みが全く異なります。
ピアノは強弱をつけられるのが特徴で、オルガンは音が持続するのが特徴です。