「アルパカ」と「ラマ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アルパカ」と「ラマ」の違い動物・植物・昆虫

この記事では、「アルパカ」「ラマ」の違いについて紹介します。

アルパカとは?

アルパカとはラクダ科に属する草食動物で、南アメリカ大陸が原産です。

アンデス地方では古くから家畜として飼われていました。

現在もアンデス山脈の湿潤高原地帯に放牧されており、アメリカやオーストラリア、ニュージーランド等でも飼育されています。

アルパカは毛を利用するために飼われており、その毛はセーターやショール、毛布などに使われます。

柔らかく滑らかな毛で作られた織物は、高級素材として扱われてきました。

保温性に優れているので、アルパカは乾燥地帯や山岳地帯の厳しい環境にも耐えられるのです。

また、アルパカの毛は、刈り取るまで伸び続けます。


ラマとは?

ラマもラクダ属に属する草食動物で、アンデス地方で家畜として飼われています。

ラクダの仲間ですが、背中にコブはありません。

リャマと表記することもあります。

ラマは荷物を運搬したり、毛や皮を衣類にするために飼育されています。

体力があり、標高5,000mでも重い荷物を長時間運ぶことができます。

山岳地帯では荷物運ぶ家畜は生活に欠かすことができません。

ラマの肉を食べることもありますが、脂肪が少なく食用になることはごく稀です。


アルパカとラマの違い

アルパカもラマもラクダ科に属する草食動物で、アンデス地方で飼育されていることは共通しています。

アルパカは毛をとるために飼育されていますが、ラマは主に荷物を運ぶために飼育されています。

アルパカの毛は柔らかく上質とされますが、ラマの毛はアルパカに比べると硬いです。

ラマとアルパカを比較すると、ラマの方が体は大きいです。

アルパカは耳の形が三角形になっていますが、ラマはバナナのような形をしています。

まとめ

アルパカは毛をとるために飼育されている家畜で、ラマは荷物を運ぶために飼われている家畜です。

アルパカの毛はラマの毛よりも柔らかく、高級品とされます。