この記事では、「フクロウ」と「ミミズク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フクロウ」とは?
「フクロウ(梟)」とは、鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類のことを言います。
「フクロウ」は夜行性で、「夜の狩人」の異名があります。
「フクロウ」は渡りを行わない留鳥(りゅうちょう)です。
留鳥とは、日本国内の同じ地域に、年中生息することを意味します。
「フクロウ」の全長は50~60㎝で、顔が平たく、目が正面に二つあります。
耳は目の横にありますが、羽毛で隠れていて見えません。
繁殖のための森林が、伐採により減っているため、「フクロウ」の数が減少し、現在は多くの都道府県で、レッドリストに指定されています。
「ミミズク(木菟)」とは?
「ミミズク」とは、鳥綱フクロウ目フクロウ科の鳥類のうち、耳のような羽毛(羽角)を持つ種の総称を意味しています。
羽角は耳のように見えますが、鳥類には耳介(じかい)はありません。
耳介は耳殻(じかく)とも言い、耳の部分で、外に張り出しているところを言います。
中には「コミミズク(小耳木菟)」のように、羽角が非常に小さく、見た目では分かりにくい種もいます。
「フクロウ」と「ミミズク」の違い
「フクロウ」と「ミミズク」の違いを、分かりやすく解説します。
「フクロウ」とは、鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類のことを言います。
一方、「ミミズク」は、鳥綱フクロウ目フクロウ科の鳥類のうち、羽角を持つ種の総称を表しています。
「フクロウ」はフクロウ科フクロウ属の鳥類のことを指しますが、「ミミズク」は、フクロウ科の鳥類のうち、羽角を持つ種の総称を言うので、この点が異なっています。
まとめ
「ミミズク」の名前の由来は、耳が付いていることからなど諸説あるようです。
また、「シマフクロウ」は名前には「ズク」がつきませんが、羽角があります。
さらに、フクロウ科の鳥類は頸部を180度以上回転させることができ、 耳孔(じこう)が左右違うところにあり、聴覚もかなり発達しているのが特徴です。