「パグ」と「フレンチブルドッグ」の違いとは?分かりやすく解釈

「パグ」と「フレンチブルドッグ」の違い動物・植物・昆虫

パグもフレンチブルドッグも鼻がぺちゃっとしていて、とても愛嬌のある犬です。

でも、見分けがつかないという人もいると思うので、パグとフレンチブルドッグの違いを紹介します。

パグとは?

パグは中国を起源とする犬種で、交易によりヨーロッパに伝わりました。

18世紀から19世紀頃にかけて王侯貴族の間で人気となり、飼われるようになったのです。

当時の絵画には、貴族がパグと一緒に描かれているものもあります。

現在では世界中で、ペットとして飼われています。

パグの特徴は鼻ぺちゃで、顔にシワがあるところです。

垂れ耳で、大きなクリっとした目をしています。

小型犬ですが噛む力が強く、毛色にはブラック・シルバー・アプリコット・フォーンの4種類があります。

フォーンは子鹿という意味があり、子鹿に似た薄い黄色をしています。

日本で一番多いパグの毛色は、フォーンです。

胴は短く、しっかりとした骨格をしています。

頭が大きな犬種なので、出産の際には帝王切開になることも多いです。

それからパグは人懐っこく明るい性格なので、躾もしやすいと言われています。

ただし、寂しがり屋なので、長時間の留守番には向いていません。


フレンチブルドッグとは?

フレンチブルドッグは、19世紀に誕生した犬種です。

ミニチュア・ブルドッグが元になっており、テリアやパグと交配して生まれました。

ユニークで愛らしい姿が、パリの上流階級や芸術家たちの間で人気となりました。

フレンチブルドッグはがっしりとした体つきの小型犬で、大きな立った耳をしています。

この耳はコウモリが羽を広げているように見えることから「コウモリの耳」と呼ばれることもあります。

パグの毛色には、フォーンやブリンドル、バイドがあります。

ブリンドルはフォーンやブラッグが混ざった色で、バイドは地色にはっきりした模様があるものです。

とても賢く人懐っこい犬種ですが、ブルドッグににて頑固なところもあります。

勇敢で番犬にも向いているといわれています。


パグとフレンチブルドッグの違い

パグとフレンチブルドッグは似ていますが、大きな違いは耳にあります。

パグは垂れた耳をしていますが、フレンチブルドッグの耳は立っています。

それからどちらも顔にシワがありますが、フレンチブルドッグの方がシワは少ないです。

パグはシワが多いのでシワの部分に汚れが溜まりやすく、皮膚病などにもかかりやすいといわれています。

また、しっぽにも違いがあります。

パグのしっぽは高い位置にあり、くるんと丸まっています。

フレンチブルドッグのしっぽは極端に短く、しっぽを振ることはできません。

他の犬種が嬉しくてしっぽを振るような時には、おしりを振って感情表現をします。

まとめ

パグとフレンチブルドッグはどちらも鼻がぺちゃっとしていて顔にシワがありますが、耳は大きく違います。

パグは垂れ耳でフレンチブルドッグは立っています。

また、フレンチブルドッグにはしっぽが短いという特徴もあります。