知識を得るためには書物が必要です。
そのようなときは「参考書」を使いますか、それとも「教科書」を使いますか。
この記事では、「参考書」と「教科書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「参考書」とは?
学習、調査、研究などにあたって、参考として用いる書物のことです。
「教科書」とは?
学校教育などで教科の主要な教材として編纂され、学習に用いられる図書という意味です。
教科用図書とも言います。
「参考書」と「教科書」の違い
「参考書」と「教科書」の違いを、分かりやすく解説します。
「参考書」と「教科書」は、両方とも学習に使うための本という意味では同じですが、売られている場所と学習内容の水準が違います。
「参考書」は「教科書」よりもさらに詳しい事柄が載っているため、学習内容のレベルは高くなります。
学校で配ることもありますが、普通の本屋でも買えます。
「教科書」は主に学校で使い、基本的な内容をまとめているため、学習内容のレベルは「参考書」よりも低くなります。
学校から配布され、教科書取扱店、教科書供給所など決まった場所でしか購入できません。
「参考書」の例文
「参考書」の例文を紹介していきます。
・『私はテスト勉強のために参考書まで見ていませんでした』
「教科書」や問題集は基本的な内容で把握しやすくても、「参考書」のレベルの高い内容までは把握できていないというようなこともあるでしょう。
「教科書」に言い換えると基礎的な内容すらやっておらず、ほとんどテスト勉強していない印象に変わります。
・『あなたに受験にお勧めの参考書を教えてほしいと思っています』
「参考書」は本屋に膨大な数で売られていて、どれがいいのか見当つかなくなります。
「教科書」は選べるものではなく、全員同じものを学校で配られるため言い換えられません。
・『教科書を読んでも分からなかったけれど、この参考書を読んだら理解できました』
「参考書」には「教科書」には載っていない、分かりやすく詳しい解説が載っていることがあります。
「参考書」を読んでも分からなかったものが「教科書」を読んだら理解できることもあるかもしれませんが、「参考書」は「教科書」の内容を補助していることが多いためあまりないでしょう。
「教科書」の例文
「教科書」の例文を紹介していきます。
・『水筒のお茶がこぼれて教科書がぼろぼろになりました』
「教科書」は気軽に売っておらず購入しにくいことと、学年が変わると教科書も変わるため、汚くなってもそのまま使う人もいます。
「参考書」は本屋で購入できますが、比較的金額が高いでしょう。
宿題に使うこともあまりなく、重いため持ち帰らない場合が多くなります。
そのため「参考書」は汚れる可能性は低いでしょう。
・『先生は教科書だけしっかり読んでおけば大丈夫と言っていました』
「教科書」に基礎が集約されているため、勉強が苦手な生徒にも基礎を身に付けさせたいときには「教科書」はとても便利です。
「参考書」は内容も多いため、「参考書」だけと言い換えられたら勉強が苦手な生徒はやる気を無くしてしまうでしょう。
・『彼は教科書を二回も無くしてしまい、先生に叱られました』
「教科書」は先生を通して購入してもらう人もいますが、教科書取扱店などに行けば自分で購入することも可能です。
「参考書」は本屋で購入できますが、学校で配られたものであれば、先生を通して買ってもらえます。
まとめ
「参考書」と「教科書」は両方とも勉強に使う書物という意味では同じですが、売られている場所と学習内容のレベルが違います。
「参考書」は本屋で売られていて学習内容のレベルが高く、「教科書」は学校で使う本であり、専門の店で売られています。
また、学習内容は基礎なためレベルは低くなります。
「参考書」も「教科書」も、知識を身に付けるためにはとても重要です。
どちらかしか使わないのではなく、疑問に思うことがあったときは両方見てみると、理解できることもあります。
ぜひ併用してみましょう。