この記事では、「接見」と「面会」と「面談」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「接見」とは?
「接見」は「せっけん」と読みます。
「接見」は「身分の高い人が公式に会見すること」という意味があります。
また、「接見」には「体の拘束を受けている、被疑者、被告人と、弁護士が面会すること」という意味があります。
「接見」の言葉の使い方
例えば、事件を起こした被告人が拘置所にいて、裁判を前に弁護士が打ち合わせのため、会いに行くかもしれません。
このような場面を「拘置所に、裁判の打ち合わせのため、弁護士が接見に行く」などと言う文章にできます。
「面会」とは?
「面会」は「めんかい」と読みます。
「面会」には、「人と会うこと。
対面」という意味があります。
誰かと会うとき、対面して会うときの様子を「面会」と言います。
特に、特別な場所にいる人と会うとき、「面会」という言葉を使うことが多くなります。
「面会」の言葉の使い方
営業職の人が、取引先の会社の、役員クラスの社員と会うとき、会社を通じてアポイントを取るかもしれません。
このような場合、「取引先の役員と会うため、面会のためのアポを取る」などという文章にできます。
「面談」とは
「面談」は「めんだん」と読みます。
「面談」は「面会して直接話をすること」という意味があります。
ただ、会うだけでなく、きちんと話をすることを目的としている場合「面談」という言葉を使います。
「面談」の言葉の使い方
就職を控えた学生が、教授と会って、進路についての話をしたいと思うかもしれません。
このような場面で、「就職先の相談をするために、教授に面談を申し込む」などという文章を作ることができます。
「接見」と「面会」と「面談」の違い
「接見」は「身分の高い人が公式に会見すること」、また「体の拘束を受けている、被疑者、被告人と、弁護士が面会すること」いう意味があります。
次に「面会」には、「人と会うこと。
対面」という意味があります。
さらに「面談」は「面会して直接話をすること」という意味があります。
このように3つの言葉は、誰かに会うことを意味する言葉になります。
ただし、「接見」は、政府の身分の高い人と会ったり、被告人と弁護士が会うような、かなり特殊な場面で使う言葉になります。
また「面会」は、「人と会うこと」を意味するのに対し、「面談」は「会うだけでなく、きちんと話をする」という違いがあります。
このように、人と会うことを意味するのが「面会」で、会って話をするのが「面談」、さらにかなり身分の高い人と会うとき、または被疑者と弁護士が会うときは、「接見」を使うようにするといいでしょう。
まとめ
「接見」と「面会」と「面談」の違いについて見てきました。
3つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。