「夫婦」と「恋人」の違いとは?分かりやすく解釈

「夫婦」と「恋人」の違い生活・教育

この記事では、「夫婦」「恋人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「夫婦」とは?

「夫婦」とは、その国の法律に則って婚姻関係を結んだ男女を指し、一般的に男性を「夫」女性を「妻」と呼びます。

日本での「夫婦」は、民法において「夫婦」は同居し互いに協力、扶助しなければならないと定義されており、「夫婦」は共同生活を履行しなければいけません。

日本での「夫婦」は男性側か女性側の氏を名乗らなければならず、夫婦別姓は認められていませが、近年では、結婚前の旧姓を活動名や通称として利用する人も増え、世界的に見ても夫婦の同姓が必須となっている国は少なく、夫婦別姓について議論される機会も増えてきています。

国によっては複数の妻を持つ事を許されている場合もあり、夫婦の関係性や男女の権利や義務について様々な文化の違いや考え方の違いがみられます。

日本では、夫婦喧嘩をすると回答した「夫婦」は全体の90%程と非常に高い数値になっており、お互いの意見が必ず一致するという事は当然のことながら難しいので、両者が歩み寄って問題を解決する事が夫婦円満の秘訣と言えるのかもしれません。


「恋人」とは?

「恋人」とは、双方が恋しく思い相思相愛である関係の二人を指します。

一般的に相思相愛である事について「恋人同士」であると定義されますが、片思いの場合についても「恋人」と表現される事もあります。

当然、「恋人」関係の二人は男女である必要はなく、男性同士、女性同士を「恋人」と呼ぶカップルも存在します。

「恋人」という言葉は時代と共に様々な呼び方で呼ばれてて来ており、現在では死語とも言われている「アベック」は、「~と共に」を意味するフランス語を語源とした和製フランス語で、かつての日本では多用されていました、最近では「一対」を意味する「カップル」という言葉に置き換わっており、「アベック」は廃語化が進んでいます。


「夫婦」と「恋人」の違い

「夫婦」「恋人」の大きな違いは、その国の法律にそった婚姻関係が結ばれているかどうかという点です。

当然、結婚し「夫婦」となった後も、お互いが相思相愛で「恋人」の感覚のままである「夫婦」も存在します。

「夫婦」はお互いを尊重し、経済的にも助け合って夫婦生活を営む義務が生じますが、「恋人」同士である二人は同居する必要はありませんし、経済的にも個々の収入だけで生活する場合がほとんどです。

また、「夫婦」は基本的に男女の関係を指しますが、「恋人」については同姓であっても「恋人」と呼びますし、片思いの相手に対しても「恋人」と表現する事ができます。

まとめ

「夫婦」は、法律にのっとって婚姻関係を結んだ男女を指しますが、「夫婦」となる前は「恋人」であった場合が多く、相思相愛の「恋人」の関係性から、共同生活を営む「夫婦」の関係へと変化していくのです。

どちらにしてもお互いを尊重し合い、助け合いながら生活する事が夫婦円満や仲の良い恋人同士を継続する重要なポイントになるでしょう。