「必ず」と「絶対」の違いとは?分かりやすく解釈

「必ず」と「絶対」の違いとは?生活・教育

この記事では、「必ず」「絶対」の違いを分かりやすく説明していきます。

「必ず」とは?

「必ず」「かならず」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「例外なく決まっている様子」という意味で、あることが生じると、他の事例はなくいつでもそうなることです。

2つ目は「可能性が100パーセントである推量のこと」という意味で、間違いなくそうなると予想することです。

3つ目は「たがえてはならない要請のこと」という意味で、それをしなければ自分が不利になる条件があることです。

4つ目は「100%そうと決まったわけではない」という意味で、「必ずしも」として使われます。

上記に共通するのは「間違いなくそうなる という意味です。

「かならず」「仮りならず」が変化した言葉で、「仮定はない」という意味から来ています。


「必ず」の使い方

「必ず」は副詞として「必ず~する」「必ずや~する」「必ずしも~とは限らない」「必ずと言っていいほど~である」などと動詞を伴って使われます。

基本的に、例外はなく決まっている様子や、たがえてはならない要請や条件のことに使われる言葉です。


「絶対」とは?

「絶対」「ぜったい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「他に比較するものや、対応するものがないこと」という意味で、他にそれと並べるものがなく唯一的な様子のことです。

2つ目は「他の何にも制約・制限されないこと」という意味で、他の力が全く及ばない状態であることです。

3つ目は「何がどうあってもそうする」という意味で、変わることのない強い意志があることです。

4つ目は「決して」「断固として」という意味で、後に打消しの言葉を伴い、簡単に屈しない否定の意志を表します。

上記に共通するのは「他に及ぶものはない」という意味です。

「絶対」の使い方

「絶対」は名詞・形容動詞として「絶対だ・である」と使われたり、副詞として「絶対行かない」などと使われます。

基本的に、他に並ぶものがない唯一的な存在のことや、何がどうあってもそうすることに使われる言葉です。

「必ず」と「絶対」の違い

「必ず」「例外はなく決まっている様子」「たがえてはならない要請や条件」という意味です。

「絶対」「他に並ぶものがない唯一的な存在」「何がどうあってもそうすること」という意味です。

「必ず」の例文

・『あのおじいさんは毎朝必ず犬を連れて散歩する』
・『彼女とは顔を合わせれば必ずケンカになる』
・『当日は必ず印鑑を時間して下さい』
・『いつか必ず成功させてみせます』

「絶対」の例文

・『決勝戦で絶対王者に立ち向かう』
・『絶対の権力者に逆らう人はいない』
・『第一希望の大学に絶対合格してみせる』
・『浮気は絶対許さない』

まとめ

今回は「必ず」「絶対」について紹介しました。

「必ず」「例外なくそうなること」「絶対」「他に並ぶものがないこと」と覚えておきましょう。