「園芸」と「家庭菜園」と「ガーデニング」の違いとは?分かりやすく解釈

「園芸」と「家庭菜園」と「ガーデニング」の違いとは?生活・教育

植物の緑に触れると心が癒されるものですが、「園芸」「家庭菜園」「ガーデニング」という三つの言葉があります。

三つとも植物に関することですが、果たして違いはどこにあるのでしょうか。

この記事では、「園芸」「家庭菜園」「ガーデニング」の違いを分かりやすく説明していきます。

「園芸」とは?

「園芸」とは、植物を育てること、観賞することなどを意味しています。

特定の植物ではなく、あらゆる植物を対象としてそれに携わるものを「園芸」と言っています。

簡単に言えば、植物全般のことをまとめている言い方です。


「園芸」の言葉の使い方

植物に関するものに携わる産業のことを園芸業界、園芸産業などとも言ったりします。

直接植物に触れなくていなくても、植物を育てるための用土や用具など、植物に比較的近い位置にあれば「園芸」として扱われます。

植物を育てるための用土は園芸用土、植物を育てるための用具は園芸用品などと言われたりします。


「家庭菜園」とは?

「家庭菜園」とは、家庭で食べる野菜を庭や空き地などを利用して作る小規模な畑のことを指しています。

「菜園」は、商業的に野菜を植えている畑のことですが、「家庭菜園」に商業的な目的はなく、あくまで家庭で食べるとか、お隣さんに配るなどといった目的で作られる畑のことです。

「家庭菜園」の言葉の使い方

本来は畑のことを表した言葉ですが、家庭で野菜を作っていることを表現する時に、「家庭菜園をやっている」などと言ったりします。

農薬などの影響を受けていない野菜を食べたいなどの目的で、また、日頃のストレス解消も含めて「家庭菜園」を作る人が年々増えています。

「ガーデニング」とは?

「ガーデニング」とは、趣味の範囲内で植物を育てたり、観賞したりすることを指した言葉です。

英語では“gardening”と表記し、造園や園芸といった意味があります。

日本で「ガーデニング」という言葉が使われるようになったのは1990年代の園芸ブームがきっかけで、「ガーデニング」はすっかり定着しました。

「ガーデニング」の言葉の使い方

趣味で植物を育てて観賞していれば「ガーデニング」と言え、規模の大きい小さいは問いません。

庭園や果樹園を意味する英語の“garden”から派生した言葉ではありますが、例えば、部屋の中で鉢植えの植物を育てるというのも「ガーデニング」です。

庭造りなどと言うのも「ガーデニング」です。

「園芸」と「家庭菜園」と「ガーデニング」の違い

「園芸」とは、「植物に関することの総称」のような言葉です。

「家庭菜園」とは、「家庭の野菜畑」のことですが、「家庭で野菜を作っていること」を表現する時にも使われます。

「ガーデニング」は、「趣味で植物を育て観賞する」ことを指した言葉です。

まとめ

「園芸」「家庭菜園」「ガーデニング」の違いについて述べてきましたが、違いはどうであれ、植物や土に触れると心癒されるものがあります。

普段触れていない方は、この記事を機会に、植物に触れてみてはいかがでしょうか。