「温度」と「気温」と「体感温度」の違いとは?分かりやすく解釈

「温度」と「気温」と「体感温度」の違いとは?生活・教育

この記事では、「温度」「気温」「体感温度」の違いを分かりやすく説明していきます。

「温度」とは?

物質の熱い冷たいを表す指標で、摂氏(セ氏)、華氏、絶対温度の表記があり、日本ではセ氏を使用しています。

温度は対象のものを指し、ホットプレートの温度や、火の温度などを指し、あらゆるものに温度の概念はあります。

温度は100度、36. 0度など「度」または「℃」という単位で表記されます。

人間の体の温度は体温といいますが、測定した体温の数値も温度と呼びます。

エアコンは設定温度を上下して快適な室温にすることができますが、この温度は室内の温度を指します。

車の水温計ではエンジンの温度を計測することができ、オーバーヒートを防ぐ用途で使われます。

温度計は対象に接触して計測するものだけでなく、非接触式の放射温度計というものもあります。

金属加工など精度が必要なものもあるため、かなり高度な技術が用いられています。


「気温」とは?

大気の温度のことで、通常は地上の大気の温度の事を指します。

時間帯や場所によって大きく異なり、天気予報などでも各地の気温が異なることがわかるでしょう。

天気予報では一定の測定地点を設けて判断しており、パソコンなどで表示される気温は温度計による測定ではなく、インターネットに接続して最も近い測定値からの数値を表示しています。

気温は大気の温度であるため、温度計で測定される数値です。

暑い寒いの指標となることから、新宿駅のもののように、ビルの看板に気温を表示しているケースもあります。

気温が35度以上になる場合は高温注意報が発令され、気温が低温により災害が発生するおそれがあると予想したときには低温注意報が発表されます。

気温そのものは地球温暖化の問題などもありますが、寒さ・暑さへの対策として短期的に都市の気温を変動させることはできません。


「体感温度」とは

体で感じる暑さ寒さの指標で、気温だけでなく湿度、風速、熱放射量が含まれます。

同じ気温でも日陰のほうが涼しく風が吹いたときのほうが涼しく、湿度が高いときのほうが暑く感じることが実例で、湿度の高いタイは日本と同じ気温でも暑く感じるということも体感温度に基づいています。

不快指数は蒸し暑さを表す指標で体感温度に近い部分もありますが一致するものではありません。

「温度」と「気温」と「体感温度」の違い

温度は熱さ冷たさを測る指標で、火の温度や、タイヤの温度などあらゆるものに温度があります。

エアコンは室内の温度を調節する機器です。

気温は大気の温度を指す言葉で、地域ごとに計測し、天気予報で予報も発表され、暑さ寒さの指標となります。

体感温度は実際にその人が感じる暑さ寒さで温度だけでなく風や湿度、熱放射の観点が加わります。

まとめ

「温度」「気温」「体感温度」の基本となるもので、温度はあらゆるものの温度を指すことができ、気温は大気の温度を指し、体感温度は人が感じる暑さ寒さを指し、温度に湿度や風、湿度、熱放射量が含まれて判断されます。