この記事では、「捕獲」と「確保」と「採取」の違いを分かりやすく説明していきます。
「捕獲」とは?
「捕獲」は「ほかく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「動物などをつかまえること」という意味で、逃げていくものを追いかけて生け捕ることを言います。
2つ目は「国際法用語で、戦時中、海上で敵国または法律違反の船舶を取り押さえること」という意味です。
上記に共通するのは「つかまえる」という意味です。
「捕獲」の使い方
「捕獲」は名詞として動詞を伴い「捕獲する・した」と使われたり、副詞として「捕獲して」と使われたりします。
基本的に、逃げていくものを追いかけてそのままの状態で捕まえることに使われる言葉です。
「捕獲」の例文
・『毎晩畑を荒らして住民を困らせていたシカを捕獲した』
「確保」とは?
「確保」は「かくほ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「絶対に手に入れること」という意味で、必要な数量を間違いなく手に入れることを言います。
2つ目は「なくさない様にしっかりと持っていること」という意味で、手にしたものを失わない様にしっかり維持することを言います。
3つ目は「登山者がロープで自分や仲間の身体を固定して、滑落を防止すること」という意味です。
上記に共通するのは「しっかり保つ」という意味です。
「確保」の使い方
「確保」は名詞として動詞を伴い「確保する・した」と使われたり、副詞として「確保して」使われたりします。
基本的に、しっかりと手に入れて、なくさない様に維持することに使われる言葉です。
「確保」の例文
・『早めに会場に行って自分の座席を確保しておいた』
「採取」とは?
「採取」は「さいしゅ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「研究・調査のために手に入れること」という意味で、細かく分析する為にあるものを手に入れいることを言います。
2つ目は「必要なものを選び取ること」という意味で、ある目的の為に、数多くある中でも必要なものを選んで手に入れることを言います。
上記に共通するのは「調べる為に取る」という意味です。
「採取」の使い方
「採取」は名詞として動詞を伴い「採取する・した」と使われたり、副詞として「採取して」と使われたりします。
基本的に、分析や調査の為に、ある物や証拠などを手に入れることに使われる言葉です。
「採取」の例文
・『警察の鑑識係が事件現場で指紋を採取していった』
「捕獲」と「確保」と「採取」の違い
「捕獲」は「逃げていくものを追いかけてそのままの状態で捕まえること」という意味です。
「確保」は「しっかりと手に入れて、なくさない様に維持すること」という意味です。
「採取」は「分析や調査の為に、ある物や証拠などを手に入れること」という意味です。
まとめ
今回は「捕獲」と「確保」と「採取」について紹介しました。
「捕獲」は「逃げるものをつかまえる」、「確保」は「しっかり維持する」、「採取」は「調べる為に手に入れる」と覚えておきましょう。