「踊る」と「躍る」の違いとは?分かりやすく解釈

「踊る」と「躍る」の違い生活・教育

この記事では、「踊る」「躍る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「踊る」とは?

「踊る」の主な意味は3つあります。

1つめは、音楽などのリズムに合わせて体を動かすことです。

音楽がない状態で「踊る」という行為をすることもありますが、この場合には「踊る」ことをしている人の中で音楽が流れており、そのリズムに合わせて体を動かしています。

体の動かし方によって、その動きの名前が与えられています。

たとえば、レゲエダンス、バレエ、フラダンスなどです。

2つめの意味は、他人の意のままに動かされるです。

動かしているものは陰におり、その人物がある人を意のままに動かしています。

そうして動かされている状態を意味する言葉です。

3つめの意味は、書いた文字などが乱れるです。

文字の大きさが一定でなかったり、文字があちこちに散らばっていたりするさまを指します。


「踊る」の使い方

リズムに合わせて体を動かす意味で使用することが多いです。

さまざまな音楽や体の動かし方がありますが、どのような動かし方でもこの言葉を用いることができます。


「躍る」とは?

「躍る」には4つの意味があります。

1つめは、飛び跳ねるです。

イキイキとした様子で飛んだり跳ねたりすることをいいます。

この意味は体の動きのことで、人間の体の動きのことも、魚など人間以外の体の動きのことも指しています。

生きのいい魚だと、陸にあげたときにこの状態になります。

2つめの意味は、喜びや期待などによって心が高鳴ることです。

ワクワクするといった意味です。

小学生のころ、遠足があると待ち遠しくてワクワクしたのではないでしょうか。

そのとき、気持ちが高鳴っていたはずです。

そのときの心の状態を指します。

3つめは、激しく揺れ動くです。

凸凹した道を車で通るとこの状態になります。

車はやや飛び跳ねる状態になり、整備された道を通るときとは異なる動きをします。

4つめは文字などが乱れるです。

書いた文字などのことで、パソコンなどを使用してデザインしたもののことではありません。

「躍る」の使い方

飛んだり跳ねたりすることを指して使用をします。

体の動きの意味や、文字の意味、心の意味など、いくつかの事柄に使用されます。

「踊る」と「躍る」の違い

どちらも読み方は「おどる」で同じですが、意味は異なります。

前者はリズムに合わせて体を動かすことや、操られることです。

後者にも体の動きの意味はあるのですが、リズムに合わせて動くのではなく、飛んだり跳ねたりすることです。

文字などが乱れるという意味は同じです。

「踊る」の例文

・『バレエを踊る』
・『踊る練習をする』
・『大勢の前で踊る』
・『2人で踊る』

「躍る」の例文

・『胸が躍る』
・『海面で魚が躍る』
・『車体が躍る』
・『文字が躍る』

まとめ

2つの言葉は読み方が同じですが意味は異なり、一方はリズムに合わせて体を動かす、もう一方は飛び跳ねるという意味を持っています。