「空々しい」と「白々しい」の違いとは?分かりやすく解釈

「空々しい」と「白々しい」の違い生活・教育

「空々しい」「白々しい」は、意味がよく似ています。

しかし、全く同じではないので「空々しい」「白々しい」の違いについて紹介します。

「空々しい」とは?

言動がわざとらしくて誠意や真実味が感じられないことをいいます。

元々は「空空しい」で、同じ漢字を二つ重ねることで、その意味を強調しています。

「々」は漢字を繰り返す時に使用する記号です。

空々しいの「空」という字は、地上から見上げた時に広がる空間を意味する「そら」としてよく使われています。

それ以外にも「空しい(むなしい)」とか「から」と呼ぶこともあり、からっぽなことや根拠がないこと、無駄なことという意味もあります。

「空々しい」はただ中身がないというだけではなく、中身がないからこそ違和感を感じるという意味で使われています。


「空々しい」の使い方

「空々しい」を使った具体的な例を幾つか挙げてみます。

・娘が今度のコンクールではきっと入賞するのは間違いないなんて、彼の言葉は空々しい。

・いつも行っている美容院で、空々しいお世辞をいわれるのは不快に感じている。

・ただ原稿を読んでいるような空々しい謝罪ではなくて、心から申し訳ないという気持ちが伝わるような謝罪をするべきだ。


「白々しい」とは?

偽りであったり本心ではないことが見え透いていることをいいます。

興ざめな様子とか知っていて知らないふりをするさまという意味もあります。

元々は「白白しい」と書き、白く明るく見えるという意味でした。

白く明るいというとポジティブなイメージがありますが、見え透いているとか本音が透けて見えるといった意味で使われるようになったのです。

また、「白々しい」には白く見えるとかはっきり見えるという意味もありますが、最近ではほとんど使われていません。

?「白々しい」の使い方

「白々しい」を使った具体的な例を幾つか挙げてみます。

・彼女とは二人きりで会ったことがないという白々しい嘘にげんなりしてしまった。

・真実を話すように言っても、白々しい言い訳を重ねて逃げようとするので許せない。

・政治家の記者会見を見ていると、白々しいことをさも本当のように言うので驚いてしまう。

「空々しい」と「白々しい」の違い

「空々しい」「白々しい」も、嘘をついていることを表す言葉です。

中身のない無駄と思える嘘の場合には「空々しい」を使用し、明らかに嘘と分かっている場合には「白々しい」を使用します。

「空々しい」「白々しい」も人の言動に対して使う言葉ですが、ネガティブなイメージがあるので面と向かって言うと失礼になってしまいます。

まとめ

「空々しい」「白々しい」の違いは、ついている嘘が中身のない無駄なものなのか明らかに嘘と分かるものなのかにあります。

中身がない無駄な嘘の場合には「空々しい」を使い、はっきりと嘘をついていることが分かる場合には「白々しい」を使います。