「偽造」と「変造」の違いとは?分かりやすく解釈

「偽造」と「変造」の違い生活・教育

この記事では、「偽造」「変造」の違いを分かりやすく説明していきます。

「偽造」とは?

偽造とは、ぎぞうという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、本物らしく見せ掛ける事や似せるという意味の偽の漢字に、つくるや作成するといった意味がある造の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ偽造は、偽物をつくるという事を表すのです。


「偽造」の使い方

偽造は、本物に似せる形で偽物をつくる行為に対して用いられる言葉となっています。

この様にシンプルに偽物をつくるという事を表す上に、法律上の罪としてこの偽造という言葉が使用される事も多いです。

例えば文書偽造となると、作成者を偽って文章を作成したり、作成権限を持たない者が文章を作成するといった罪を表します。

他にも使用する目的で偽札等を作成した場合には、通貨偽造罪に問われる事になるのです。


「変造」とは?

変造は、へんぞうという読み方をする言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、かわる事やへんかする事といった意味を持っている変の文字に、物をこしらえる等の意味を有する造の文字を加える事で完成した言葉です。

以上の点から変造は、既に存在する物を加工し、形や内容を変化させる事を示します。

「変造」の使い方

変造は、既にある物に手を加え、その内容を変える事に対して用いられる言葉です。

多くは手を加える事で、新たな価値を生み出そうという思惑があり、基本的に不正行為に対してこの言葉が使用されます。

例えば既に作成されている文書を、作成権限がないのに自分が有利になる様に変えてしまう行為を文書変造罪という言葉で示したりするのです。

他にも手形の文言を権限なく改変し異なる内容の手形債務を生み出す行為等も、この変造という言葉で表現したりします。

「偽造」と「変造」の違い

偽造と変造の文字表記を並べた上で見比べてみると、直ぐに最初の文字が偽と変という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。

所が2文字目には同じ造の漢字が使用されており、どちらも犯罪行為に使われる言葉であるため、使い分けを意識すると迷ってしまう人は珍しくありません。

とはいえ最初の漢字が違う事で、表す意味にも違いがあるのでそこを踏まえる事で問題なく使い分け可能です。

まず偽造は、1から偽物をつくり出す事を表す言葉となっています。

一方の変造は、既に存在する物に手を加え、価値や内容を変化させてしまう事を示すのです。

まとめ

2つの言葉は、どちらも2文字目に同じ造の漢字が使用されており、犯罪に関連した用語として使われる言葉同士という共通点もあります。

ただし最初の漢字に明確な違いがあるので、示す意味には相違点を見出す事が可能です。

ちなみに偽造は、ゼロの状態から偽物をつくり上げる行為に対して用いられる言葉となっています。

対する変造は、既にある物を加工する事で、内容や形を変化させてしまう行為に用いられる言葉です。