この記事では、「反論」と「否定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「反論」とは?
「反論」は、相手の意見に対して言い返しを行うことで、相手の意見を「否定」することではないです。
よく討論会などで相手の意見に対して、「反論」ということで相手の意見を遮って意見をしたり相手を否定することを「反論」であると考えている方も多いですが、あくまで「反論」は相手の方に対して言い返すだけで意見を「否定」することではないです。
「否定」とは?
「否定」は、違う、違っていると言い切ることです。
なので、「否定をする」というのは相手に対して違っていると言い切り、なぜ違うかを正当に述べることになります。
しかし、「否定」は、相手側が違っているという部分の認識が弱いとやっぱり違っていないじゃあないかとなり、「否定」できなかったと判断するので違うという意味になりません。
また、むきになって相手の意見に対して違うと「否定」するのも危険でこれも後々、やっぱり「否定」できていないとなれば信頼を失います。
「反論」と「否定」の違い
両者の違いは言い返しであるか、相手に対して自分は違うと述べるかです。
「反論」は言い返しなので言い返し次第では口論にこそなりますが、言い返し方がうまいと相手を逆に感心させます。
「否定」の場合は、逆にうまく否定をした場合、ごまかしたと評価されるので両者の違いはうまく言った場合の印象も違うと考えてよいでしょう。
「反論」の例文
・『交際について真っ向反論する』
この例は、交際について自分なりに言い返したという例です。
よって、言い方次第ではお付き合いをしていますが仕事上でのお付き合いですのような感じのほか、週刊誌のネタとしてはよいでしょうという具合にはぐらかして関心を持ってもらうように誘導するのが「反論」になります。
「否定」の例文
・『交際を真っ向否定する』
この例は、無気になり交際について間違いであると述べている例です。
ただ、「否定」はうまく間違っていると述べても相手が信用しない場合ごまかしただけと判断されるので注意が必要になります。
まとめ
「否定」については、違うという部分を前面に押し出すがゆえ、相手側について間違っていると強く言うため、相手側は「否定」されたことについて快く思わない可能性が生まれます。
逆に、「反論」側は、言葉巧みに相手を丸め込むのが「反論」なのでいい意味では、注目を浴びるための言葉遊びです。
悪い意味においては、「反論」は言い訳になり下がるので言い訳に見られるのが嫌なのであれば、あえて「否定」して違うというのが良いでしょう。
特に芸能人関係は、この両者を使い分けていて、注目を浴びる場合、「反論」を用いて、注目を浴びるように誘導、「否定」については間違っていると断言しないと危険である場合、「否定」して違うと述べるのです。
特に芸能人の方は、反社会的な行動をとることに関しては、「反論」より、「否定」を優先し、事実反社会的な行動をとっている事実が出ると「反論」に移行するので両者の言葉を使い分けていると言えます。