「意慾」と「意欲」と「やる気」の違いとは?分かりやすく解釈

「意慾」と「意欲」と「やる気」の違い生活・教育

この記事では、「意慾」「意欲」「やる気」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意慾」とは?

「意慾」「慾」は、むさぼる、必要以上に欲しがると言う意味があります。

なので、「意慾」とは、余分な欲を得たい気持ちが強いと言う意味合いになり、生きるための自然な欲求とは異なります。

「意慾」を使った例文をいくつかご紹介します。

『彼は何よりも、地位や名誉に対する意慾が強いようだ』、『あらゆる意慾を手放すことで、今あるストレスや悩みから解放されるだろう』、『彼女は買い物の意慾が強いので、給料の大半をそれにつぎ込んでしまう』「意慾」の類語としては、「貪慾」「我慾」、または「強慾」などがあります。


「意欲」とは?

「意欲」とは、そうしたいと積極的に心に思うことや、張り切った気持ちのことを言います。

「意欲」が使われている例文をいくつか挙げてみます。

『彼は目標を達成したいと言う意欲に溢れている』、『勉強したら、成績が良くなったので、さらに勉強する意欲が湧いてきた』、『以前からやりたかったことなので、意欲的に取り組みたいと思います』「意欲」と似たような言葉としては、「所望」「熱意」、あるいは「野望」などです。


「やる気」とは?

「やる気」とは、行動しようとする気持ちのことです。

これは行動する前からある場合もありますが、行動するに伴って「やる気」が出てくることもあります。

「やる気」を用いた例文をいくつか見てみましょう。

『今日はなんだかやる気が起こらないので、明日に延ばそう』、『彼はやる気に満ちた表情で、試合会場に入ってきた』、『ネット上や書籍などで、やる気を出すための数多くの方法が紹介されている』「やる気」の類似語は、「モチベーション」「活力」、他にも「動機」などが挙げられます。

「意慾」と「意欲」と「やる気」の違い

「意慾」とは、むさぼる、必要以上に欲しがるなど、余分な欲を得たい気持ちが強いことを表します。

「意欲」は、そうしたいと積極的に心に思うことや、張り切った気持ちのことを言います。

また、「やる気」は、行動しようとする気持ちのことです。

このように、それぞれ違った意味を持っています。

まとめ

何かを行おうと「意欲」があっても、いざ行動しようとすると、最初はなかなか「やる気」が出ないと言うことがあります。

それは頭で考えるよりも、実際に行動する方が面倒に感じるからかもしれません。

ですが、実際に行動してみると、徐々に「やる気」が湧いてくるようになります。

行動することと「やる気」は連動しているようで、この二つの相乗効果で、さらに先に進むことができます。

ですが、睡眠不足などで、心身が疲れている時は「意欲」「やる気」も起きてきません。

こういう場合は無理に気力だけで頑張ろうとするのではなく、まずは休むことを優先しましょう。

心身の体力を回復させることで、「意欲」「やる気」による行動で、さらに良い結果を生み出すことが出来るでしょう。