心臓にある「心房」と「心室」はそれぞれどのような役割で何が違うのでしょうか。
今回は、「心房」と「心室」の違いを解説します。
「心房」とは?
「心房」とは、「心臓の中で送られてきた血液を受け取る場所」を指す言葉です。
「心房」の使い方
生物の体で全身に血液を循環させる役割を担う臓器を「心臓」といいます。
心臓は肺から送られてきた酸素を含む血液を全身に送り、酸素を受け渡した血液を受け入れて肺に送り出すポンプのような役割を担う臓器です。
心臓は大きく4つの部屋に分かれていて腎臓に送り込まれてくる血液を受け取る役割を果たす部屋を「心房」といいます。
右側の右心房は全身から送られてくる血液を受け取り、左側の左心房は肺から送られてくる血液を受け取ります。
「心室」とは?
「心室」とは、「心臓の中で血液を送り出す場所」を指す言葉です。
「心室」の使い方
心臓は生きている間一度も休まず動き続けて血液を送り出します。
心臓からから送り出す血液が貯められる部分が「心室」です。
左側の左心室は肺へと送り出す血液が入り部屋で右側の物質は全身へと送り出される血液が入ります。
「心房」と「心室」の違い
「心房」と「心室」の違いは「血流の方向」です。
心臓へと流れ込んでくる血液が入る部屋を「心房」といい、心臓から流れ出ようとする血液が入る部屋を「心室」といいます。
肺から心臓に送られてきた血液は左心房で受け入れられてから左心室に移動し血管を通って全身へ送られ、全身で酸素を受け渡した血液は静脈を通って右心房へと流れ込み右寝室から肺へと送られます。
「心房」の例文
・『心房に血液が流れ込む』
・『心房に異常が発見された』
「心室」の例文
・『心臓が収縮することで心室にある血液が送り出される』
・『心室を手術する』
まとめ
「心房」と「心室」はどちらも心臓にある部屋ですが果たす役割と機能が異なります。
血液を受け取るのかそれとも送り出すのかを基準に区別しましょう。