この記事では、「対外的」と「対内的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「対外的」とは?
「対外的」は、自分たち向けではなく、外部向けだという意味です。
もっと簡単に説明すれば、「対外的」は、外国向けに対する何かを発表することだと考えるとわかりやすいでしょう。
「対外的」という言葉自体は、外国に向けたなにかという意味しかないので、何を「対外的」に発表するかによってこの言葉は意味を強く持つのです。
例を挙げれば、「対外的な評価を気にする」といえば、これは外国向けの評価を気にしていることを指します。
「対内的」とは?
「対内的」は、自分たちに向けたなにかです。
なので、国内向けの何かを発表すると考えるとわかりやすいでしょう。
よって、「対内的」は、自分たちに向けられた評価をどうするということを指し、「対内的」だけであれば自分たちに向けられた何かしか意味をなさず、何をどうするを述べれば意味が変化します。
例を挙げますと、「対内的な評価を気にする」といえば、国内向けの評価を気にしているとなるのです。
「対外的」と「対内的」の違い
両者の違いは、国外の評価や国内の評価をどうするかです。
「対外的」が国外に対する評価がどうであるか、「対内的」が国内評価がどうかになります。
例を挙げれ場、政治で考えると、「対外的」は国外向けの政治アピールで「対内的」は国内向けの政治アピールだと考えるとわかりやすいでしょう。
「対外的」の例文
・『わが社の対外的評価はかなり低い』
この例は、社内の国外の評価がものすごく低いという例です。
「対外的」は、国外がどうであるかなので、日本国外の評価のことで、どうである部分は評価がかなり低いという事実になります。
「対内的」の例文
・『わが社の対内的な評価は好評である』
この例は、会社の国内の評価が好評だというものです。
「対内的」は、自分たちの評価のことで、ビジネスにおいては国内の評価を指します。
よって、この例においては国内の評価がどうであるかを問うており、国内の評価は好評であるということです。
まとめ
「対外的」と「対内的」については、ビジネスの評価の方向性であると考えるとわかりやすいでしょう。
「対外的」は国外の評価がどうだと考え、「対内的」は、国内の評価がどうであるかと考えます。
ちなみに、この3者の言葉は政治に置き換えてもわかりやすく、「対外的」というのは、国外に向けた政治アピールで、「対内的」は国内向けの政治アピールだと考えるとわかりやすいでしょう。
この2者のワードの注目ポイントは、外と内にあり、外は自分たちと関係ない何か、うちは自分たちに関係がある何かだと考えるのもよいです。
だから、「対外的」は、自分たちに関係がない何かだから気にも留めないという考えを持ち、「対内的」は自分たちに関係する何かなので真剣に受け止めるというような形で2者の言葉を認識するというのも言葉の認識方法としてはよい方法でしょう。