「人災」と「天災」の違いとは?分かりやすく解釈

「人災」と「天災」の違い生活・教育

災害を意味する言葉に「人災」「天災」があります。

このふたつはそれぞれなにを指しどのように区別されているのでしょうか。

今回は、「人災」「天災」の違いについて解説します。

「人災」とは?

「人災」とは、「失敗や不注意など人に起因して発生する災害」を意味する言葉です。


「人災」の使い方

災害にはさまざまな原因がありますが「人が原因で発生した災害」「人災」といいます。

天ぷら鍋を火にかけていたことを忘れてしまったことで起きた火事や安全装置をかけ忘れたことで発生した事故など「きちんとしていれば発生しなかったのに人がミスをしたせいでおきてしまった災害」「人災」です。

不注意や怠慢など人によるミスはどんなに要望策を講じても完全に防ぎきれるものではありません。

人間がある行いをしないせいで、もしくはやってしまったせいで重大な災害が引き起こされたケースは過去にいくらでもあります。

ほんのささいなミスがきっかけで大災害につながってしまう可能性もあるためどれだけ厳重に対策しても人災に対する備えは万全とはいえず、被害を未然に防ぐためにはミスや失敗があることを前提にした災害対策が重要であるとされています。


「天災」とは?

「天災」とは、「自然に発生する人の力では防ぎようのない災害」を意味する言葉です。

「天災」の使い方

自身や暴風雨、洪水や火山噴火など「自然現象によって引き起こされる災害」「天災」といいます。

文字通り「天命によってもたらされる災害」であり人の力ではコントロールできない規模の自然災害を表す言葉です。

たんなる「災害」との違いとして「天災」には「運命でありどうすることもできないものである」というニュアンスが含まれます。

運命や天命など人の力では対処しようがなく自然の猛威による人間への理由なき暴力として襲い掛かってくるのが「天災」であり、災害そのものは運命であると受け入れつつ避難訓練や被害軽減のための予防工事などで万が一の時に備えて「防災」への取り組みに力を入れています。

「人災」と「天災」の違い

「人災」「天災」の違いは「原因」です。

「人災」は人が原因で発生する災害を指す言葉であるのに対し、「天災」 は自然が原因で発生する災害を指す言葉だという違いで区別されます。

「人災」は不注意や怠慢など不適切な行動によって発生するので研修や安全教育などで災害対策の重要性を認識させ必要な知識や手順を学ばせることで未然に発生を防ぐことが可能です。

「天災」は人間がコントロールできない自然現象により引き起こされる災害なので発生したときの備えはできても災害そのものをコントロールすることは現在のところ不可能です。

「人災」の例文

・『発電所の火災は人災だったと調査報告書によって指摘された』
・『人災を防ぐため安全研修を実施する』

「天災」の例文

・『大切な我が家が天災で跡形もなく壊されてしまった』
・『予想できない天災に備えて保険に加入しておく』

まとめ

「人災」「天災」はどちらも災害を表しますが原因の違いで区別されます。

いろいろな場面で使われる言葉なのでそれぞれの正確な意味と使いわける基準を知っておきましょう。