「門戸」と「門扉」の違いとは?分かりやすく解釈

「門戸」と「門扉」の違い生活・教育

この記事では、「門戸」「門扉」の違いを分かりやすく説明していきます。

「門戸」とは?

門戸とは、もんこという読み方をすべき言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、事物が必ず通る所や出入り口といった意味の門の文字に、人が住む建物の出入り口やとびらといった意味がある戸の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から門戸は、家の出入り口を表すのです。


「門戸」の使い方

門戸は、門と戸という意味を持ち、家屋の出入り口や家そのものを表現する際に使われる言葉となっています。

更に、他と交流したり受け入れるための入り口、といった形で比喩的な表現を行う際にもこの門戸が使用されていたりするのです。

具体的には、門戸を開くや逆に、門戸を閉ざす、といった表現を比較的良く見掛ける事が出来る言葉となっています。


「門扉」とは?

門扉は、もんぴという読み方をする言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、建築物に設けた出入り口といった意味を持っている門の漢字に、とびらやドアといった意味を所有する扉の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ門扉は、門の扉を示すのです。

「門扉」の使い方

門扉は文字通り、正面出入り口である門に設けられる扉に用いられる言葉となっています。

そのため建物の外観に大きな影響を与える設備の1種であり、様々なタイプの物が存在しているのです。

両開きや片開きといった風に開き方も形状も様々な種類があり、あくまで物理的に存在している門の扉に限定して使用される言葉となっています。

そのため喩えや比喩という形で、この言葉が用いられる事はない点をきちんと理解しておく必要があるのです。

「門戸」と「門扉」の違い

門戸と門扉の文字表記を並べて見比べてみれば、直ぐに2文字目の漢字が戸と扉という漢字の違いがある事に気付く事が出来ます。

所が最初に使われている漢字は同じ門であり、どちらも門に関連した意味を持っている点がややこしい部分だったりするのです。

ただし2文字目の漢字が違う事で、表す意味合いのニュアンスには違いを発見する事が出来ます。

まず門戸は、家の出入り口と共に、物事の入り口といった比喩的な意味にも使われる言葉です。

一方の門扉は、家の正面出入り口である門に設置された扉という、物理的な物を指し示す言葉となっています。

「門戸」の例文

・『我が国ももっと外国の難民に対して、広く門戸を開くべきです』

「門扉」の例文

・『これからお店で購入した門扉を、自力で取り付けます』

まとめ

2つの言葉は、どちらも最初に門の文字が付いており、入り口に関連した意味を持つ言葉同士です。

ですが2文字目の漢字が違う事で、表す意味の幅等に相違点を見出す事が出来ます。

ちなみに門戸は文字が示す様に、門と戸という意味から主に家屋の出入り口を意味する言葉です。

加えて、他との交流を行うための入り口といった比喩的な意味にも使用されています。

対する門扉は、シンプルに建物の出入り口である門に設けられる扉を指し示す言葉です。