この記事では、「認める」と「認められる」と「受け入れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「認める」とは?
「認める」は「みとめる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「存在に気付く」という意味で、ある物の存在を知覚することを言います。
2つ目は「確かにそうであるとはっきり判断する」という意味で、自分で考えてそうであると結論付けることを言います。
3つ目は「そうして良いとして許可する」という意味で、それまでなかったことを良しとすることを言います。
4つ目は「広く世間に知れわたる」という意味で、世の中に人にそうであると評価されることを言います。
上記に共通するのは「そう考える」という意味です。
「認める」の使い方
「認める」は動詞として「認める・認めた」と使われたり、副詞として「認めて」と使われたりします。
基本的に、ある人や物の存在に気付くことや、その通りであると判断したり許容することに使われる言葉です。
「認める」の例文
・『彼女は自他共に認めるインフルエンサーだ』
「認められる」とは?
「認められる」は「みとめられる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある特徴がはっきりと見られる」という意味で、他人が見てある特徴が明確に分かることを言います。
2つ目は「能力があると他の人に評価される」という意味で、他人に意義や価値を正しく理解されることを言います。
上記に共通するのは「人に理解される」という意味です。
「認められる」の使い方
「認められる」は動詞として「認められる・認められた」と使われたり、副詞として「認められて」と使われたりします。
動詞「認める」の受身形で、基本的に人が見てそうであると判断したり評価することに使われる言葉です。
「認められる」の例文
・『この2つにははっきりとした違いが認められる』
「受け入れる」とは?
「受け入れる」は「うけいれる」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「ある物を自分側に迎え入れる」という意味で、やってくる物を受け止めて入れ物などに入れることを言います。
2つ目は「人や物を引き取る」という意味で、自分側で面倒を見る様にすることを言いますお。
3つ目は「人の意見や要求を承諾する」という意味で、相手の言い分を聞き入れることを言います。
上記に共通するのは「取り入れる」という意味です。
「受け入れる」の使い方
「受け入れる」は動詞として「受け入れる・受け入れた」と使われたり、副詞として「受け入れて」と使われたり、名詞として「受け入れ」と使われたりします。
基本的に、人や物を迎えてこちら側に入れることや、人の意見を承諾することに使われる言葉です。
「受け入れる」の例文
・『従業員の要望を受け入れて更衣室をリフォームした』
「認める」と「認められる」と「受け入れる」の違い
「認める」は「ある人や物の存在に気付くこと」「その通りであると判断したり許容すること」という意味です。
「認められる」は「基本的に人が見てそうであると判断したり評価すること」という意味です。
「受け入れる」は「人や物を迎えてこちら側に入れること」「人の意見を承諾すること」という意味です。
まとめ
今回は「認める」と「認められる」と「受け入れる」について紹介しました。
「認める」は「判断する」、「認められる」は「判断される」、「受け入れる」は「承諾する」と覚えておきましょう。