この記事では、「直感」と「五感」と「第六感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「直感」とは?
その人が持つ知の領域の中で深く考えずに即時的な判断で認識すること。
直観は本能とは異なるものです。
直観は経験的な要素があります。
瞬時にその見解に至った理由が説明できない場合でも、時間をかければ合理的に説明できる場合もあります。
「直感」の言葉の使い方
彼女が怒っている理由が顔を見てすぐに直観で分かった、というように一瞬でピンとくるような瞬間的な判断ができたような場面で使うことができます。
長い時間考え続けていた場面では使いません。
「五感」とは?
ヒトが外界を感知する能力で、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を言います。
この分類方法は古代ギリシャまでさかのぼり、アリストテレスによる分類が発祥の元だとされています。
現在ではヒトの感覚は細かく分類すると20ほどに分類できます。
一般的に五感は組み合わせて使うことが多く、人との会話においても声を聴くだけではなく、顔の表情を見たり、握手をしたり、いろいろな事を読み取りながらコミュニケーションを図っています。
「五感」の言葉の使い方
五感を研ぎ澄ませる、という言葉をよく使いますが、これは集中してわずかな感覚の変化にも気づくことができるようにするという意味です。
「第六感」とは?
五感以外のもので感じたことを意味します。
五感を超えた物事の本質を掴む心の動きのことを言います。
この言葉は西洋からの概念で、17世紀末からこのような言葉を使い始めました。
類義語でインスピレーションや霊感などがあります。
第六感は、“虫のしらせ”や“嫌な予感”のように、根拠になるようなことはないが、悪い事が起こる事を心で感じたりするものです。
現在はヒトが微弱な電気を感じ取ることができる感覚器や磁気を感じ取る能力が研究されており、これが第六感と捉える研究もあります。
また、動物や昆虫にはヒトにはない五感以外の感覚があります。
蛇は熱の方向を感じ取るピット器官を持っています。
また、マダニは動物の二酸化炭素を検出できるハラー氏器官を持っています。
「第六感」の言葉の使い方
今日は来客は来そうだと第六感が働いた、など悪い予感以外にもいろいろな勘に使うことができます。
「直感」と「五感」と「第六感」の違い
「直感」は瞬間的な判断で理由などを考える時間もないような、ひらめきのような感覚です。
「五感」は体に備わっている機能で、情報収集や危険を察知するの欠かせない感覚です。
「第六感」は五感では説明できないような人間の勘のような能力です。
まとめ
どの感覚も人間にとって欠かせない感覚です。
現段階では、直観や第六感を科学的に説明できない部分もありますが、人間の無意識の領域で統計的な判断をしているのかもしれません。
今後化学が発展していく中で、第六感まではっきりと証明できる日が来る予感がします。